足立区綾瀬 綾瀬神社


綾瀬神社について調べました。 足立区綾瀬には、綾瀬神社、綾瀬稲荷神社、北野神社(綾瀬天神)があります。 中でも一番小さいのが綾瀬神社です。

綾瀬神社。 鳥居をくぐった左手に本殿があります。

歴史

もともとは、旧伊藤谷(いとうや)村の鎮守社です。

伊藤谷村

足立区綾瀬あたりの江戸時代天保期頃までの呼び方。 天保は1830-44年頃を指します。 江戸時代の新田開発によって作られた村であることから、またの名を伊藤谷新田といいます。

後に、綾瀬村となり、現在の住所では綾瀬、青井、弘道、西綾瀬、足立、日ノ出町に相当します。

今でも伊藤谷公園という公園名が残っています。

鎮守神

特定の建造物や一定区域の土地を守護するために(まつ)られた神です。 最近では氏神、産土神(うぶすのかみ)と分けて考えることは少ないが、本来は別物です。

氏神は一族が祀る神。 産土神はその人の生まれた土地の神。

元は氷川神社といい、本社は埼玉県大宮の氷川神社だそうです。 そして、疫病退散を祈願する神社で近くにあった胡録(ころく)神社(昔は第六天社と呼ばれていた)と合祀することとなりました。

1973年に合祀、1975年に建て替えが行われ、そのときに社名が”綾瀬神社”に変わりました。

ちなみに、氷川神社は全国に261社、うち埼玉県に162社、東京に68社あるそうです。 大宮の本社は日本でも指折りの古社となっています。

ご祭神

綾瀬神社には本殿と2つの末社があります。 それぞれのご祭神を調べました。

須佐之男命(すさのおのみこと)

氷川神社のご祭神です。 日本書紀や古事記などで漢字表記は異なることがあります。 古事記では、黄泉の国から帰ったイザナギノミコトが日向の阿波岐原(宮崎県)で(みそぎ)をおこない鼻をすすいだ時に生まれた神となっています。 日本書紀にはイザナギノミコトとイザナミノミコトの間に生まれた三貴神の末子と書かれています(三貴神はほかに天照御大神(あまてらすおおみかみ)とツクヨミノミコト)。

八俣遠呂智(やまたのおろち)を倒したという伝説があります。 ヤマタノオロチの尾から出てきた草那芸之大刀(くさなぎのたち) (草薙剣) を天照御大神に献上し、のちに三種の神器の1つとなります。 現在では、愛知県名古屋市の熱田神宮の御神体となっているそうです。そして、スサノオノミコトは出雲の根之堅洲国にある須賀(すが)の地(島根県安来市)に留まったといわれています。

須佐之男命がそこで詠んだ やくもたつ いずもやえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを は日本初の和歌だそうです。

淤母陀琉神(おもだるのかみ)
もと、胡録神社のご祭神です。 神代7第の第6代目の神で、欲界の最高神だそうです。

末社

三峰社

日本国が平和であることを願って建てられた神社で、本社は埼玉県にあります。

ご祭神

主祭神はイザナギノミコトとイザナミノミコトです。 配祀神は造化三神とアマテラスオオミカミです。

稲荷社

本社は京都の伏見稲荷大社です。 (みの)りのご利益があると言われています。

ご祭神

稲荷神(稲荷大神)です。 稲荷神の使いはキツネさんとよく言われますが、 呼び方がそうなっているだけで、神です。 野山のキツネとは違います。 キツネさんは白狐(びゃっこ)とも呼ばれます。

御神木(ごしんぼく)

綾瀬神社の御神木を下から見上げました。葉が生い茂っています。

綾瀬神社の御神木の説明は、御神木に向かって左にあります。 そこにはそびえ立つ木の写真も掲載されており、本当に古くから生きている御神木だということが伺えます。

足立区指定第86号 保存樹木 いちょう 綾瀬神社の御神木。この銀杏は氏神様の象徴として古くから親しまれています。毎年元旦祭の神事では、依代となり地域を見守ります。秋になると沢山の実をつけ、氏子の人たちを楽しませてくれます。