同じ名前の神社がある理由: 分霊システム


自分の家の近くに、あの有名な神社っぽい名前の神社がある、そんな経験ありませんか? 氷川神社、稲荷神社、八幡神社は特に多い神社に入ります。 不思議に思って、調べてみました。

似た名前の神社ができるまで

ある神社から神様をわけて分霊をつくります。 そして、分霊を他の神社でお祭りします(勧請)。 勧請した神社の多くは、おおもとになっている神社の名前を一部借りて名前をつけます。

分霊

ぶんれい、わけみたま。 ある神社の神様をわけたものです。 わけた神様でも同じパワーを持ちます。 (神様への参照渡しのようなものですね。)

同じパワーを持つとされていますので、理屈の上では、初詣で京都の伏見稲荷神社に行かなくても、近くの稲荷神社に行っても同じだけのご利益を受けることができます。

勧請

分けた神様を他社で祭ることを勧請(かんじょう)といいます。

そして分霊を(まつ)った神社、勧請した神社を分祠(ぶんし)分社(ぶんしゃ)今宮(いまみや)といいます。