ケタ違いに稼ぐ人はなぜ、「すぐやらない」のか?


できる人って、「すぐやる人」だと思っていませんか? 確かに企業の中で上に上がっていく人は、「すぐやる人」かもしれません。だけど、1億稼ぐ人はそんなことしないそうです。

腹で考える

巷でよく言われる「今やらないならいつやるの」という発想は、1億稼ぐ人にはありません。これは私にとって大きな衝撃でした。そういった「すぐにやるべき」ということは、昔の上司がよく言っていました。

1億稼ぐ人は、腹で考え、腹に落ちてから行動に移すそうです。簡単な言葉でいえば、納得できるまで考え抜いてから行動に移すと。またそういうものは、周りの人から見れば突如売れるものを出したように見えるので、突然思いついてすぐに行動したように見えるとか。

周りの言葉に流されないで、考え抜くことが必要なんですね。

1億稼ぐ人はアイディアに投資してもらう

真面目にコツコツお金をためて規模を大きくして商品売って儲けて……という考え方は1億稼ぐ人とはかけ離れているそうです。売って儲けるのは同じですが、まずアイディアを作って、そのアイディアに対して投資してくれる人を探すそうです。アイディアという形のないものに対してお金を払ってもらう、とても難しそうですが、1億稼ぐ人はこれが基本なんですね。

自分のアイディアを大切にせねば。

勘を最優先

1億稼ぐ人は、ドタキャンも普通だそうです。ドタキャンするのが目的ではなく、これは「今は会うべきときじゃない」という勘が働くのだそうです。会わない方がいいのでドタキャンになってしまいますが、それも致し方なし。

ドタキャンとなると、逆に(はばから)れてしまう人が多いと思います。仕事・アイディア最優先だからこそキャンセルという判断ができるのですね。別の言い方をすれば、キャンセルすることに抵抗を感じているようでは1億稼ぐなんて無理ってことです。

そんな今までとは違う考え方がズバズバ書かれていて、別の視点で考えるいい機会になりました。


心配事の9割は起こらない


禅僧、曹洞宗の住職が本を書いていたので読んでみました。

いかに自分がありもしないことにとらわれているか、それを教えてくれる1冊でした。

私に一番あてはまったのは、色眼鏡をかけないということです。「あの人は○○だから……」。そんな見方をしてしまうと、それ以外の見方ができなくなります。実はいいところもある人なのに、そういういいところを見ることができなくなってしまいます。そして、そういう悪いところを(あげつら)うのは自分の心の問題だと書いてありました。

冷静なときは当たり前だと思って見過ごしてしまう話ですが、自分が渦中にいるときはぐっさりきますね。

競争から離れる方法などなど書いてありました。周囲の環境というのが、自分の意思や思いによってつくりだされていること、言い換えれば、自分の考えを変えることで環境を変えることができるということを思い返す良い機会になりました。


A Life Summary of an Gypsy