中を見て、ちょっと安心しました。以前、私が、別ブログに書いた内容が、ある程度的を得ていることを確認できたからです。その意味で、私自身の認識を確認する本となりました。
金融工学の見方が変わった
金融工学は役に立たないと書いてありました。金融工学の詳しいところは知りませんが、誰も止める人がいなかったというのが一番の問題でしょう。日経新聞にも書いてありましたが、“金融工学はそのままでは使えない”ものです。そりゃそうですよ、理想空間のなかでの理論ですから。
それとは別に・・・この本を読んだ人の感想を Amazonで見ると、自分のやっていることに本当に意味があるのかと思えてきます。その中にあったのですが、“マクロ経済学は実態に即していない”そうです。私は個人的にマクロ経済学の本や、ケインズ、新古典派などなどの本を読んでいますが、さぁ果たして意味は・・・。たしかに、読んでいて、理論が乱雑だと思ったこともしばしばありましたが、最後まで理解すればわかると思い、続けていたところなのです。これからは、間違っているという前提で読むようにします。
経済のポイントは、歴史学、心理学、哲学。思っていたとおりです。『本は同時に10冊読め』にも書いてありました、間接的に。
投資をするにはなにが大切なのか、そんな眼で読んでみるといいと思います。
著者 中原圭介 さん
著者の中原圭介さんは慶應義塾大学を卒業。その後、短資会社、税務職などを経験し、今はアセットベストパートナーズの金融資産運用部ディレクター。ついでにファイナンシャルプランナー。
ブログも書いていて、現在書いているのが、中原圭介の資産運用塾 NEW。 NEW になる前のものは、本になって出版されている (『中原圭介の資産運用塾』) 。
書籍も何冊か出していますね。株の勝ち方とか。 (中原圭介さんの本一覧)