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ハーゲンダッツは高いアイスとして知られています。 普段なら高いハーゲンダッツを食べることはないのですが、偶然食べることになったので、家にあった 明治 ファミリア バニラ&チョコアイス と食べ比べてみました。
今回食べたハーゲンダッツ
比較したハーゲンダッツは、 期間限定の ハーゲンダッツ ミニカップ ソルティバニラ&キャラメル です。 近くのイトーヨーカドーでは一番売れているハーゲンダッツです。
食べ比べた結果
まるで違います。ハーゲンダッツの高い理由がわかります。
明治 ファミリア バニラ&チョコアイス。 安くて大量に買えるのが魅力です。甘い、一般的なアイスです。
一方、ハーゲンダッツはぎっしり詰まった質感と、濃厚な味が特徴的です。 甘さが口の中に広がります。 単純な甘さではなく、密度が高いです。 ハーゲンダッツと比較するとファミリアの中身はスカスカです。 甘いことは甘いですが、すっと溶ける感じで、ハーゲンダッツのような濃密な甘さは感じられません。
食べ比べると、違いがはっきりとわかります。
違いの秘密
ハーゲンダッツとファミリアは何が違うのでしょうか。 栄養成分を比較してみました。
ファミリア (ソルティバニラ&キャラメル) |
ハーゲンダッツ | |
---|---|---|
エネルギー (kcal) | 106 | 239 |
炭水化物 (g) | 13.5 | 22.36 |
たんぱく質 (g) | 1.89 | 3.18 |
脂質 (g) | 4.96 | 15.27 |
ナトリウム (mg) | 24.25 | 118.18 |
これを見ただけでハーゲンダッツが濃厚だということがわかりますね。
そもそも比べるものじゃない
ここまで書いておいて、ですが、ハーゲンダッツとファミリアはアイスの種類が違います。 ファミリアはラクトアイス、ハーゲンダッツはアイスクリームに分類されます。
アイスの種類
アイスにも種類があります。 一般的に高級と呼ばれるものから順に並べると次のようになります。 なお、氷菓は食品衛生法上はアイスクリーム類に含まれませんが、スーパーでは同じ場所で売られていることが多いためリストに入れています。
- アイスクリーム
- 高級品が多いです。一般のスーパーに売られていない高級アイスはだいたいこのカテゴリに入ります。
- 乳固形分 15.0%以上, 内乳脂肪分 8.0%以上
- スノーロイヤル スペシャル(宮内庁の特命で作られたアイス), ピノ, パルム ダークショコラ など
- アイスミルク
- アイスクリームに次いで高品質なものです。
- 乳固形分 10.0%以上 内乳脂肪分 3.0%以上
- チョコモナカジャンボ, 森永 MOW 抹茶, パリパリバー(バニラ) など
- ラクトアイス
- 最も種類の多いアイスです。
- 乳固形分 3.0%以上
- カロリーコントロールアイス チョコモナカ, 明治 エッセルスーパーカップ 超バニラ など
- 氷菓
- さくさく食べられるものに多いです。
- 乳固形分 3.0%未満
- ガリガリ君、メロンボール, ロッテ BIGスイカバーなど
参考のため乳固形分の基準を載せていますが、その他にも基準があります。
成分比較
せっかくなので、ハーゲンダッツとファミリアの成分を比較してみましょう。 各成分の性質まではわかりませんが、だいぶ違うということが見てわかります。
ハーゲンダッツ ソルティバニラ&キャラメル
無脂乳固形分 7.0%, 乳脂肪分 15.0%, 卵脂肪分 0.8%
原材料名
- クリーム
- 脱脂濃縮乳
- 砂糖
- キャラメルソース
- 卵黄
- 粉あめ
- 食塩(ロレーム岩塩)
- バニラ香料
- 安定剤(ペクチン)
ファミリア バニラ&チョコ
無脂乳固形分 8.0%, 植物性脂肪分 8.0%
原材料名
- ぶどう糖果糖液糖
- 水あめ
- 乳製品
- 植物油脂
- ココア
- 砂糖
- デキストリン
- 乳化剤(大豆由来)
- 安定剤(増粘多糖類)
- 香料
- 着色料(カロチン、ビタミンB2)
またハーゲンダッツは他のアイスとは異なり、シビアな温度管理が求められるそうです。