Python: 基本のデータ型


Python 2 で使う基本のデータ型を一覧にしました。

数値

数値型には次のものがあります。

  • 整数 int
  • 長整数 long
  • 浮動小数点数 float

小数を表す際は、 小数点 “.” を使うか、指数を使って数字を表します。 (例: 1.0, 123e+4)

備考

math モジュール を読み込めば数学関数を使うことができます。

文字列

" または ' で囲んで表現します。 PHP や Ruby と同じですね。

文字列を連結する際は “+” を使います。

ブール

TrueFalse です。 先頭を大文字に、その後の文字を小文字にして書かないと認識してくれません。

None

C, PHP などでは null 、 Ruby では nil と書かれます。 Python では None と書かれ、 ブール型と同じように先頭のみ大文字で書きます。

リスト

いわゆる配列です。 リストの要素には、 数値と文字列などのように、異なる型が混在していても OK です。

PHP, Ruby とは異なり、 2つしか要素のない配列で インデックス 2 を指定するとエラーになります。

タプル

2次元座標のような値のペアです。 値として意味を持つものなので、 リストにある append のようなメソッドはありません。

(“, “)” で囲んで定義します。

ディクショナリ

PHP でいう連想配列、 Ruby や Perl でいう ハッシュ です。

PHP, Ruby とは異なり、 存在しないキーを使って値を呼び出そうとするとエラーになります。

セット

集合のことです。 別の言い方をすれば、要素の重複しない、順序の関係ないリストです。

集合らしく、 union, intersection などのメソッドが用意されています。

リストを setメソッドの引数にすることで定義できます。 また、 1つ以上の要素を “{“, “}” で囲むことで定義できます。

その他 要素の操作には addremove などのメソッドが使えます。