目次
AWS EC2 でタイムゾーンを合わせる方法を書いておきます。 時点での情報です。
環境
今回実行した環境は次の通りです。
- EC2 Amazon Linux
注意点
一般の Linux とは違って AWS EC2 では次のことに注意する必要があります。
/etc/localtime
を変更しただけでは、yum update
実行後に設定が元に戻る。
設定方法
/etc/sysconfig/clock
/etc/sysconfig/clock
の設定を行うことで yum update
実行後もタイムゾーン設定が維持されるようになります。
まずは /usr/share/zoneinfo
ディレクトリ内を調べて Japan または Tokyo が名前に含まれるファイルを見つけます。 私が実行した環境では /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo
がそのファイルでした。
見つけたファイルパスから /usr/share/zoneinfo
を取り除いた文字列を /etc/sysconfig/clock
に設定します。
1 |
ZONE="Asia/Tokyo" |
この時点では、 date
コマンドを実行しても UTC で表示されます。
2行目にある UTC=true
はハードウェアクロックの設定だそうで、変更してはいけません。
/etc/localtime
そして 次のコマンドを実行して /etc/localtime
を変更します。
1 |
sudo ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime |
このあとターミナルで date
コマンド を実行すると、 設定したタイムゾーンでの時刻が表示されます。
参考: Amazon Elastic Compute Cloud: Setting the Time for Your Linux Instance