目次
Swift を書く前に知っておきたい Swift の文法をまとめました。
定数宣言
Swift で定数を宣言する場合には let
を使います。 Swift は型推論するので、 Int
や String
などの型は記述しなくてもOKです。
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let a : Int = 1 let b = 1 let c : String = "Hello World" let d = "Hello World" |
変数宣言
Swift で変数を宣言する場合には var
を使います。
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var a : Int var b = 2 var c : String = "Hello World" var d = "Hello World" |
定数・変数の宣言は、 Scala に似ていますね。
データ型
Int 整数
文字列に変換する時は description
メソッドを使います。
String 文字列
文字列はダブルクオート("
)で囲みます。 結合には 演算子 +
を使います。
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var a = "Super" a += " Man" var c = a + "?" |
文字列の比較には ==
と !=
が使えます。
便利機能
文字列に関連した便利機能です。
文字列長を計算する
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let s = "string length" let length = s.characters.count |
大文字・小文字変換にする。
NSString
の持つメソッドとして、 capitalizedString
, lowercaseString
, uppercaseString
があります。
- capitalizedString
- 単語の先頭を大文字にします。
"mr. been"
は"Mr. Been
になります。 - lowercaseString
- すべてを小文字にします。
"QUIET PLEASE!"
はquiet please!
になります。 - uppercaseString
- すべてを大文字にします。
"loud voice"
は"LOUD VOICE"
になります。
ディクショナリ
いわゆる連想配列です。 Python だと dict
、 Ruby だと Hash
が対応します。
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// Blank Dictionary var sampleDict1: [String:Int] = var sampleDict2: [String:String] = var sampleDict3: [String:Int] = [ "a" : 1, "b" : 2, ] var sampleDict4: [String:String] = [ "c" : "abc", "d" : "def" ] |
上では型を記述して定義していますが、 型は省略できます。
制御文
条件分岐
if-else
特に難しくありません。 C, Java, PHP などと同じスタイルですが、 if
の後の条件は括弧で囲まなくても OK です。
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var age = 10 if age >= 90 { print("Hello, sir.") } else if age < 10 { print("Hello, boy.") } else { print("Hello") } |
switch
書き方はシンプルで、 break
を書かなくてもフォールスルーは起きません。 逆の言い方をすると、フォールスルーできなくなりました。 switch
の後の判定条件は括弧で囲まなくても大丈夫です。
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let fellow = "Man" switch fellow { case "Man" : print("Hello") case "Woman" : print("Come with me") default : print("Stay well") } |
ループ
for
も while
も、 Java や C, PHP のものから括弧が一部取れた形になります。
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for var i = 1; i <= 5; ++i { print(i) } var j = 1 while j <= 5 { print(j) j = j + 1 } |