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北海道に来てまず足を運んだのは、札幌を代表する公園、札幌のグリーンベルトとも呼ばれる大通公園です。 大通公園は西1丁目から西13丁目まで広がっていて、その長さ、なんと15kmにもなります。
大通公園
緑と水の調和した、居心地のいい公園です。 花壇が綺麗に整備されており、暖かければ一日中過ごせそうです。 公園内40箇所にある花壇はボランティアの手によって植えられたものもあります。
冬にはあの国際的な祭典、さっぽろ雪まつりが開催されます。 ほかにも春夏秋冬、一年を通して様々なイベントが開催されており、 主なものだけでもさっぽろライラック祭り、 YOSAKOI ソーラン祭り、 オータムフェスト、 大通り公園コンサート、 さっぽろ夏祭り、 クリスマス市があります。
2016年4月28日、小雨の降る中、地下鉄南北線大通駅から園内を散策しました。 西を向けば札幌のシンボル、さっぽろテレビ塔がそびえ立っています。
さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔展望フロアからは札幌の街を一望できます。 夜景も綺麗です。
さっぽろテレビ塔から東を振り返って進むと、右手にベンソンの水飲みと壁泉が見えます。
札幌の姉妹都市、米国オレゴン州の町ポートランドから寄贈されたものです。 喉を乾かして泣いている少女を見て哀れに思ったベンソン氏が作った水飲みです。 ポートランドではそのベンソンの水飲みが20箇所で使われているそうです。 現在2016年で20箇所にあるかは定かではありません。 さほど高くなく、冬には雪の中に埋もれてしまいます。 逆にこの水飲みの上部が見えてくると、札幌市民は春を感じるそうです。 せせらぎの水音を再現した、カスケードが静かに流れる空間です。 西3丁目に進むと噴水が見えます。 「生命体の躍動」をテーマとして、15分間で1サイクル噴水が起きます。 大通公園にはこのほかにも噴水があります。 この噴水の通水期間は毎年4月下旬から10月末までとなっています。 噴水のすぐ向こう側には札幌出身の彫刻家、本郷新さんが作った泉の像が飾られています。ベンソンの水飲み
壁泉
西3丁目 噴水
道を渡ると左手に、小説にもよく登場するとうきびワゴンが見えてきます。 大通公園限定の黒もちきびもあります。
左手にはまた観光インフォメーションセンターもあります。 オリジナルグッズも販売しています。
開拓紀念碑
更に進んで西6丁目に行くと、開拓紀念碑があります。 移設されたものだそうです。
そして隣には野外ステージがあります。 ダンサーが2人、練習していました。
西7丁目の噴水を超えて西8丁目に行くと、おしゃれな形の滑り台があります。
ブラック・スライドマントラ
20世紀が生んだ最も偉大な彫刻家と言われるイサム・ノグチが作った滑り台、ブラック・スライドマントラです。
向こう側には白いプレイスロープが見えます。 クジラが泳いでいるように見えることから「鯨森・鯨ヶ森・鯨の森」と呼ばれるそうです。 その下は砂場で、周りにもブランコなど様々な遊具がありますので、子ども連れでも楽しめる空間になっています。
左には地下鉄東西線の11丁目駅があります。 そして前方には札幌漱石とレンガで作られた札幌市資料館が見えます。 今から90年前、大正15年に建てられた旧札幌控訴院です。
旧札幌控訴院
旧札幌控訴院は札幌高等裁判所の前身で登録有形文化財です。 中に入ると、当時の法廷を復元した刑事法廷展示室を見ることができます。
大通公園にはまだまだ見どころがたくさんあります。 でもあたたかくて過ごしやすい時を狙うなら初夏がおすすめです。 そのほかイベントに合わせて旅行するのもいいですね。 いつ行っても大通公園はそのときの表情を見せてくれます。