今日は『リーダーになるために』の第1章について綴っていきます。
リーダーシップのメリット
我々はなぜこの本を読んでいるのでしょうか。それは、リーダーになることに何らかのメリットを感じているからですね。昇給もあるでしょうし、職場環境をよくすることもメリットの一つでしょう。本の中では、リーダーになることのメリット、リーダーシップのメリットについて次のように書かれています。
どれほどの成功をおさめるか、どれだけ幸福になれるかをかなりの程度にまで決定するだろう。 それも仕事においてだけではない。家族、慈善グループ、スポーツ・チーム、市民団体、社交クラブ、いくらでも挙げられよう。
端的に言えば、成功と幸福です。リーダーになりたいですか? なりたいですよね? 仕事だけじゃなくて人と関わる場面でリーダーシップを発揮することができそうです。誰にでもチャンスがあるんですね。
でもここで必ず出てくるのは「どうやったら凄腕リーダーになれるの?」といった質問の類です。ではまずリーダーシップとは何かを確認してみましょう。
リーダーシップとは
本書で規定されているリーダーシップは次の通りです。
- 人々を援助して彼らの可能なる能力を発揮させること
- 将来へのビジョンを確立すること
- 勇気づけ、指導し、模範となること
- 成功に導く関係を確立し維持すること
リーダーになるにはこの4つが必要ということです。この中のどれが欠けても良きリーダーにはなれない、掲載されている事例を読むとそう思えてきます。リーダーがどんなものかが分かれば、話は早いです。本に掲載されている事例を読むと具体的によくわかりますね。
リーダーの素質
「リーダーが何かもわかったし、身の回りにリーダーシップを発揮する場面が沢山あることもわかった。だけども本当に私はリーダーになれるのか?」
私があなたについてリーダーになれるかなれないかを判定することはできませんが、リーダーになる素質もひとつではなくいくつもあるので簡単に紹介したいと思います。 括弧内は本の中で出てきた該当する事例の人物名です。
- 怒らず、紳士的に振る舞う (チャールズ・シュワップ)
- 気配り (フレッド・ウィルポン)
- ビジョン、熱意、粘り強さ (スティーブン・ジョブズ、スティーブン・ウォズニャック)
- ビジョン、粘り強さ (ジョージ・ガーシュイン)
- 回転の速い頭脳 (ロバート・L・クランドール)
- 情熱 (メアリ・ルー・レットン)
- 謙虚さ (ヒュー・ダウンズ)
- 模範を作って実践する (アーサー・アッシュ)
本の中に記載されている事例を読むと、リーダーと言っても最初のアプローチがいくつもあるということに驚きました。これだけバリエーションがあると、一体自分はどうするのが適しているのか気になりますがそこからは自分で考えるしかないです。これが、第1章のタイトルが「あなたの中にリーダーを見つける」になっている所以だと思います。
生活・仕事の中で自分が活かせるリーダー性はないか、注意して過ごしていきましょう。
『7つの習慣』で定義されているリーダーとは少し違いますね。