台風の定義


台風の定義について調べてみました。

調べた内容について簡単にまとめています。 更に詳しい情報が欲しい方は Wikipedia など を見てみるのがいいと思います。

台風の定義

用語

気圧中心
低気圧における気圧の最も低い位置。

低気圧のうち、以下の条件を満たすものを台風という。

  • 熱帯低気圧である。
  • 気圧中心での最大風速が 17.2 m/s (34 knots) 以上 。
  • 気圧中心が東経100度から180度にある。
  • 気圧中心が北半球にある。

補足

最大風速が基準を超えていても、中心の場所が違えばサイクロン、ハリケーンと呼ばれる。

熱帯低気圧と温帯低気圧

熱帯低気圧

亜熱帯や熱帯で海から大量の水蒸気が上昇することにより空気が渦を巻いてできる低気圧。 暖かい空気だけでできるため、前線を伴わない。

熱帯低気圧に吸い込まれる風は渦を巻き、積乱雲が成長して激しい雨を降らせる。

温帯低気圧

北側の冷たい空気と南側の暖かい空気が混ざりあおうとして空気が渦を巻いてできる低気圧。 寒冷前線と温暖前線ができる。

温帯低気圧は風速が 17.2 m/s を超えても台風とは呼ばない。

台風は、中心での風速が落ちれば熱帯低気圧に変化します。 冷たい空気が入ってきて構造的が変わって前線ができれば温帯低気圧に変化します。