記憶力を高めるために今日からできること


覚えない記憶術』を読んで、記憶力を高めるために誰もが今日からできることを3つ考えました。

ガンガン記録する

理解と記録の効果

第3章 事前準備記憶術4 に書かれていますが、理解しながら書いた記録をすると記憶に残りやすいです。これは過去に私も経験しています。

ファイナンシャル・プランニング技能士の試験のときでした。自分でもなぜそうしたのかは記憶にないですが、教科書をすべてまとめてノートに書き写していました。もちろん機械的な作業ではなく、内容を理解しながらの作業です。そして教科書の全内容を書き写した後で問題集を解いたところ、8割以上の問題が正解でした。時間がかかるため非効率に思えるますが、予想以上に良い結果が出ていました。それはまさに、『覚えない記憶術』に書かれていることの実践でした。(その後ノートを見返すことはなかったのですが。)

理解しながら書けば、時間がかかっても成果が出ます。また、”記録”という運動も記憶力を高めます。

記録の方法

それでは、どのように記録をするのがいいのでしょうか。私は下記の記録方法をおすすめします。

項目別記録方法
記録方法
読書 Facebook
試験対策 ノート

読書には Facebook

読書には Facebook がいいです。 基本は 第5章 ソーシャル記憶術3 の内容の通りですが、 書籍に記載のない下記の2点も考慮しています。

  • Facebook は Twitter よりもコメント・Like がつきやすい。
  • Facebook は Twitter よりも長い文が投稿できる。
  • Facebook で Amazon アソシエイト ができる。

Facebook よりも Twitter のほうが気軽に投稿できますが、 Facebook のほうがコメント・Like がつきやすいです。この理由について詳しいことはわかりませんが、実際そうなのだから Facebook を活用したほうがいいです。また、Twitter よりも長い文が投稿できるため、 第2章 ストーリー化記憶術3 も実践しやすいです。 そしてなにより、 Amazon アソシエイト ができるのだから活用しない手はないですね。 自分のやったことがお金につながるのならなによりです。

試験対策にはノート

試験対策にはノートをおすすめします。 そう、B5のノート。 楽天などで大量に買っておくといいです。 私は楽天でまとめ買いをしています(CONCISE B5・30枚6mm罫(10冊束)×10パック)。 ノートをおすすめする理由は次の通りです。

  • 罫線、矢印が自由に書ける。
  • 見返すのが楽。

Facebook もいいのですが、フリーハンドで罫線・矢印が自由に書けるノートのほうが向いています。また、書いたあとで忘れていいものではないので、見返すときの簡便さも重要です。 SNSだと該当の記事を探すだけで苦労することもありますね。

なにより実践

方法が定まったら実践あるのみです。 特に「読書をしたら簡単なものでもいいから Facebook に投稿する」というのは難しくないのでサボらずに実践しましょう。

感動を大切にする

感動の効果

第4章に記載がある通り、感動すると記憶しやすいです。特にこの”感動”を取り上げたのは、あらゆるモノが増えた今、人々はあまり感動しなくなったのではないかと思ったからです。 感動しなくなっているなら、感動を無理矢理にでも活用すれば今の記憶力は格段に強化されるに違いないです。

これを更に 第2章 ストーリー化記憶術4 と組み合わせて記憶の強化を図ります。

感動と一緒に記録して記憶する

第4章には次のように書かれています。

情動が刺激されると、記憶力が高まる。その理由は、情動刺激とともに私達の脳の中で分泌される脳内物質、神経伝達物質が、記憶を増強する作用を持っているからです。

情動刺激があれば、記憶に残りやすいです。 そして 第2章 ストーリー化記憶術4 には次のように書かれています。

おいしいものを食べたら、とりあえず人に話す。それによって、「おいしい」記憶が強化され、その店についても忘れづらくなります。

まとめると、感動するとき記憶力が上がり、更に感情のアウトプットで本来記憶するべき項目も強く記憶できるようになるということです。

ところで、体験したとき、感動したとき、都合よくそれを伝えられる人がそばにいるでしょうか。少なくとも私には、そんなに都合のいい人はいません。そこでアウトプットの手段として”記録”をします。

仮に感動とまではいかなくても、人は必ずなにかを考えているはずです。そうした感情を、記録しておきたいことと一緒に記録します。そうすることで、本来記憶するべき項目の記憶が強化されるだけでなく、感情の記憶も強化されて、総合的に記憶力が上がります。

感情をひねり出して

記録するときには、感動まで記録しよう。 感動したら記録しよう。「いや別に感動ってほどのことはない」。それなら感情でいいから記録してみよう。自分の感情・感動を書くのに慣れるのが第一歩です。

1週間に最低2回は運動する

運動の頻度

第7章でまとめられている通り、運動には”物凄い効果”があります。問題はどうやって実践するかです。著者の樺沢紫苑さんは1,2時間の運動を週3,4回行っているそうですが、私の生活スタイルでは無理がありますし、回数を減らしたほうが効果があると思います。1週間2回の運動をおすすめします。

1週間に2回、有酸素運動と筋トレを行います。筋トレを行うためにも、1週間に2回がおすすめです。筋トレを行う場合、または筋肉痛になった場合、トレーニング後数日は筋肉を休ませる必要があります。書籍『自重筋トレ100の基本』でも同一部位に対しては1週間に2回の筋トレがおすすめされています。日曜と水曜など、一定の間隔で行うのが望ましいです。

運動の種類

記憶のためだけなら有酸素運動でもいいかもしれませんが、運動は記憶のためだけにあるのではありません。生活の中でどのように運動を組み込んでいくかということを考えて、筋トレと有酸素運動を組み合わせました。筋トレ、有酸素運動の重要性は『覚えない記憶術』に書かれている通りです。

組み合わせる運動
目的
筋トレ 骨の強化、細胞修復、免疫力アップ
有酸素運動 脳の活性化、脳を育てる、老化防止

筋トレは1週間に2回行います。初めての人には自重を使った筋トレがやりやすくておすすめです。家庭で使える筋トレ用のダンベルやバンドも Amazon で注文すれば届くので、そういったものを活用してもいいです。有酸素運動はできるだけ複雑な動きのものを選んで筋トレを行う日に合わせて週1,2回行います。スポーツジムでもいいし、近くにスポーツジムがなかったり金銭的都合でスポーツジムに行けない場合はDVDなどを利用するのもおすすめです。有酸素運動は時間もかかるので、働いている人だと週2回は厳しいかもしれないです。

特に注意するべきは、有酸素運動と筋トレはどちらが欠けてもダメだということです。肉体的な筋肉という観点から見ても筋トレと有酸素運動は効果が違っていて、筋トレは筋肉強化、有酸素運動はカロリーの消費に効果があり、互いに効果が異なります。

継続あるのみ

体は日々壊されて作られます。動かないと筋力・能力は途端に衰えていきます。記憶力が定着するようサボることのないようにやっていきたいですね。

以上、無理なく続けられそうな3つのアクションでした。あとはこれを続けるだけです。