Raspberry Pi で無線LAN対応インターネットラジオ(操作パネルつき)を作る 前編 の続きです。 ここでは組み立て・設定作業を解説します。
組み立て
これまで書いてきた記事の積み重ねでできます。 次の手順で進めてください。
- OSインストール
まずは OS をインストールします。 Windows や Mac だと簡単にインストールできます。 (参考: Raspberry Pi B+ に RASPBIAN JESSIE LITE をインストールした方法)
- 無線LANアダプタ装着
無線につながるようにします。 Raspberry Pi B+ を WiFi につなぐ方法 に記載の方法で設定できます。
- LCDパネル装着
LCDパネルを取り付けます。 Raspberry Pi B+ に LCDパネル を装着する を参考にしてください。
ここまできたら あとは設定をして終了です。
ラジオ機能の実装
インターネットラジオを聴くには mplayer
というプログラムを使います。 そこで、 Raspberry Pi 上 で次のコマンドを実行し、 mplayer
をインストールしてください。
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sudo apt-get install -y mplayer |
それでは次にラジオのためのプログラムを入手します。 次のコマンドを実行してプログラムを取得しましょう。
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cd /home/pi git clone https://github.com/KenjiOhtsuka/raspberrypi_radio.git |
こちらは私が作ったプログラムです。
そして、次のコマンドを実装して、 Raspberry Pi 起動時に自動でインターネットラジオを再生するようにします。 自動で再生されるラジオURLは、 /home/pi/raspberrypi_radio/autostart.sh
の1行めに書いてありますので、 お好みの局に変更してください。 (いずれば別ファイルで設定できるようにするつもりです。)
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sudo vi /etc/rc.local # or sudo nano /etc/rc.local |
エディタが起動するので、 exit 0
のすぐ上に次の行を挿入して保存します。
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sh /home/pi/raspberrypi_radio/autostart.sh & |
ここまでできたら Raspberry Pi を再起動します。
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sudo shutdown -r now # or sudo reboot |
起動時に自動でラジオが再生されたでしょうか。
SELECTボタンを押すとメニューになります。 右ボタンで進みます。 左ボタンで戻ります。 上下ボタンでアイテム選択です。 放送局は4つの局から選べます。 終了・再起動はメニューから行えます。 時刻(UTC)、IPアドレスも表示可能です。 まだまだ改善の余地があります。
これで、パソコンを使わなくてもインターネットラジオを聴くことができるようになりました。