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Raspberry Pi で操作パネルつきの無線LAN対応インターネットラジオを作りました。
無線LAN対応のインターネットラジオ受信機を作ることについて
無線LAN対応の Raspberry Pi インターネットラジオ受信機にはものすごいメリットがあります。 Raspberry Pi を使って作ることでのメリットもあります。
メリット
- インターネットラジオのメリット
- 音がクリア。 FM や AM などのラジオだと雑音が入ることがあるが、 インターネットラジオでそういうことは起こらない。
- 世界中のラジオが聞ける。 本場の英語のラジオも聴ける。
- Raspberry Pi で作るメリット
- 消費電力が少ない。
- パソコンのパワーを消費しないため、パソコン作業の邪魔にならない。
- サイズが小さい。 パソコンでインターネットラジオにつなぐことを思えば断然小さい。
- ほしい機能があれば好きなようにいくらでも自分で作ることができる。 オンタイマー・オフタイマーも制限なく設定可能。 曜日指定もうるう年の設定も。
- 他のネットワークサービスとも連携可能。 聞いているラジオを twitter に投稿することだってできる。
- 無線LANのメリット
- 配線が楽。 場所を選ばない。
さらに、家にあるものを使えば、市販のインターネットラジオ機器を買うよりも安くすみます。 私の場合は 8000円程度で済みました。 (市販のものだと Grace Digital Wi-Fi Music Player や インターネット・ミュージック・レシーバー などがあります。)
まずはじめに、材料を確認します。
必要なもの
使った材料です。 既に持っているものもあると思います。
- Raspberry Pi 本体 と ケース
Raspberry Pi MODEL B (PLUS) & 専用ケ-ス を購入して使いました。
- 電源ケーブル
Raspberry Pi の電源ケーブルです。 別途購入が必要です。 Android の充電ケーブルでも OK ですが、 ラジオとしてつなぐときは常時使うことになるので、 予備が無い場合は別途購入をおすすめします。
- SDカード 8GB
Raspberry Pi のハードディスクにあたるものです。 2GB だと足りません。 必要なソフトウェアを入れるために最低4GBは用意しましょう。
8GB まではそんなに価格が高くならないので、 私は 8GB の Transcend microSDHCカード 8GB を購入しました。
- 無線LANアダプタ
無線につなぐ場合に必要です。 PLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) 11n/g/b 150Mbps が消費電力 1.3W でおすすめです。
- 操作パネル
ラジオには操作するためのボタンが必要です。 私は Raspberry Pi用I2C接続のLCDキット を使用しました。 現在では Amazon で在庫なしになっていますが、 他にも同じものが売られています。 たとえば Raspberry Pi用I2C接続のLCDキット(RGBバックライト・黒文字) が使えます。 楽天市場にもいくつかあります。
LCDパネルの上に18のピンで接続されているように見えますが、 白黒のパネルの場合ピンの数は16です。
- HDMI でつながるディスプレイ
初回起動時の作業用です。 私はテレビのHDMI端子につなげて作業をしました。 Raspberry Pi 専用のHDMIモニタもあります(cocopar 3.2インチ ディスプレイなど)。
- スピーカ
私は家にあったものを使いました。 サウンドバースピーカー のように、 USBで動くタイプがおすすめです。 USB だと コンセントを別途用意しなくても Raspberry Pi につないで使うことができます。
- 13×2 ピンヘッダ
Raspberry Pi をケースに入れる場合は必要です。 ケースに入れてしまうと、そのままではピンヘッドの長さではLCDパネルに届かなくなり接続できなくなります。 Amazon だと ピンヘッダ 2×13 が使えると思います。 秋月電子通商の通販でもいいと思います。 私は実店舗で購入しました。
- 養生テープ
LCDキットとケースがあたるので、傷がつかないようにLCD側につけました。 なくても動きます。 私は家にあったものを使いました。 (参考: 仮止め用養生テープ)
- ニッパー
はんだを切ったりするのに必要です。 (参考: iHelp ニッパー150mmIH-61)
- ドライバ
LCDのコントラストを調整するのにドライバを使います。 頑張って指でつまんで回すこともできます。
- パソコン
Windows でも Mac でもいいですが、 一番最初に Raspberry Pi に OS をインストールするために必要です。
次からいよいよ組み立てです。 Raspberry Pi で無線LAN対応インターネットラジオ(操作パネルつき)を作る 後編 に続きます。