Kotlin 1.2.0 + Spring で Web Application を作る (1 of 4)


Kotlin, Spring でアプリケーションを作ります。 Spring は昔から洗練されてきた Java のフレームワークで、大抵のことはできるようになっています。

環境

Kotlin と Spring を組み合わせるにあたり、 View には kotlinx.html を使います。 (Thymeleaf も利用可能です。) プロジェクト構成は Gradle で管理します。エディタは Intellij IDEA Community Edition を使います。

  • Gradle 4.4
  • Kotlin 1.2.0
  • kotlinx.html 0.6.6
  • Spring Boot 1.5.8
  • PostgreSQL 9.5.6
  • Intellij IDEA 2017.2.6 (Community Edition)
    • Kotlin Plugin 1.2.0-release-IJ2017.2-1
  • OpenJDK 1.8

Kotlin プラグイン のバージョンは、 Intellij IDEA のメニュー Tools -> Kotlin -> Configure kotlin Plugin Updates から確認できます。

アプリケーションの土台を作る

Intellij IDEA のウィザードを使ってプロジェクトを作ります。 New Project ダイアログ の左ペインから Gradle を選択し、 Kotlin (Java) にチェックを入れて Next をクリックします。 画面上に見える Multiplatform は Kotlin 1.2.0 で試験的に追加された機能で、 各種プラットフォームにクロスコンパイルするものです。 今回は使用しません。

GroupId, ArtifactId は それぞれ com.example, myapp にします。

この時点で build.gradle は次のようになっています。

ここで、 Gradle Wrapper がバージョン4.4になっていない場合は ./gradlew wrapper --gradle-version=4.4 を実行してバージョンを上げておきます。 Gradle Wrapper のバージョンは ./gradlew -v を実行すると確認できます。

build.gradledependenciescompile("org.springframework.boot:spring-boot-starter-web:1.5.8.RELEASE") を追加します。

Application クラス を作り、 Spring Boot のメインメソッドを作ります。

これでサーバは起動します。

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