目次
TechAcademy の Scalaコース で、 何を学べるのか、 修了後の進路になにがあるのか、まとめました。
Scalaコースの学習コンテンツ
Scalaコースでは、下記のコンテンツを学べます。 アプリケーションとして Scala でいきなり作るというわけではなく、 Git, SQL, HTML5, CSS3 といった基本からしっかりやるあたり、 初心者もサポートしようという心意気が伝わってきます。
- Scala
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Scala は関数型言語の特徴を持ち、同時にオブジェクト指向の開発もできるプログラミング言語です。 Android アプリケーション の開発も可能です。 実行速度も Ruby や PHP に比べれば速く、 金融などの分野でも使われています。
実行スピードに加えて静的型付けという特徴があり、解析もしやすいことから、 大規模アプリケーションや、安定的なソフトウェアが求められる現場でよく利用される傾向があります。 高度なデータ分析を実現する Spark は Scala で作られえています。
- Play Framework
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Play Framework は、 ウェブサイトを簡単に構築するためのツール(フレームワーク)です。
- HTML5 / CSS3
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ウェブページを開発する上で避けては通れない HTML5, CSS3 です。 この2つがあればウェブサイトは作成可能です。 Scala は、 ウェブサイトでユーザから入力できるようにしたり、 ユーザの入力を他のサービスと繋げるために必要です。
- Git / GitHub
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エンジニアリングの基本のひとつ、 Git を学びます。 コース内では、プログラムを保管しておくための GitHub も使います。 GitHub が使えるようになると、 世界中の優れたコードから学べるようになりますし、 自分で開発したソフトウェアを公開することもできます。 私もオープンソースのコードを公開して、エディタのライセンスを取得したりしています。
HTML5 と CSS3 (と JavaScript) だけで作られたページなら、 GitHub で公開できます。
- SQL
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データを扱うための特別な作法を学びます。 Scala だけでもファイルに書き込んだりできますが、 実際のウェブアプリケーションとなるともっと高性能なデータ管理ツール(データベース)が必要になります。 SQL はそのようなデータベースとの連携を可能にするスキルです。 データ分析 でも必須の知識です。
- Bootstrap
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ウェブページの構成を簡単に作るためのツールです。 HTML5, CSS3 だけでもウェブページは作れるのですが、 Bootstrap は CSS3 でよく使う機能をまとめたものです。 これが使えると、ページ作成のスピードがぐーんとアップします。
Bootstrap にはデザインに関する要素とレイアウトに関する要素があり、 レイアウトに関する要素を使って、 個々のパーツは CSS3 でデザインするという形にすると、きれいにページを作れます。
おすすめポイント
TechAcademy Scalaコースのおすすめポイントは、 「4つのアプリケーション開発」と「メンターの存在」です。
4つのアプリケーション開発
プログラミングに限りませんが、課題をこなして その度に調べて覚えていく方式が、 一番知識も技能も定着します。 TechAcademy の Scalaコース は その仕組みでしっかりと知識を体得できるようになっています。
それは次のアプリケーション開発がカリキュラムに入っていることからわかります。
- PlayFramework を使ったアプリケーション
- PlayFramework の基礎的な利用方法を習得するためのアプリケーション開発です。
- メッセージボード
- メッセージのやりとりが出来る掲示板アプリです。
- Twitter クローン
- Twitter と同じような機能を持たせたアプリケーションです。 登録・ログイン。フォロー、お気に入り、ツイートができるアプリケーションです。
- モノリスト
- 楽天APIを活用したアイテムシェアサービスです。 WebAPI の利用は今や当たり前になっていますから、 APIを利用する開発の経験は重要です。
作るアプリケーションが4つあります。 Scala で 4回繰り返してアプリケーションを作成すれば、 ほかのアプリケーションもだいたい構造が想像できるようになります。
メンターの存在
メンターは受講者を素早くサポートしてくれます。 調べてもどうしてもわからないことが出てきたときに、大きな助けとなります。
いつでも質問を出せますが、だらだらとやっていても実力に結びつきません。 わからないことを整理し、メンターをうまく利用してどんどん知識を吸収しましょう。
私も別のオンラインコースを受けていますが、メンターはとても大切な位置付けでした。
将来性
Scala エンジニア の求人は、 レベル高い企業に集中している印象があります。 Scala の特性を活かして Scala で書くっていう選択肢が、 まずレベル高い開発者の集まる企業じゃないとできないからです。
有名なところでは次の企業が Scala エンジニア を募集しています。
- オプト
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広告業界の企業です。 東証一部に上場しています。
- サイバーエージェント
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大規模データ、大規模トラフィックをさばく処理で Scala を利用しています。 東証一部に上場しています。
- ドワンゴ
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ニコニコ動画を提供している企業です。 東証一部に上場しています。
- エムスリー
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医療関連のアプリケーション開発を行なっている企業です。 東証一部に上場しています。
- セプテーニ
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セプテーニのグループ会社、セプテーニ・オリジナルで Scala エンジニア を募集しています。 人事の分野でも機械学習を活用してプロダクトを作っています。 JASDAQ に上場しています。
TechAcademy では、 コース受講者の転職サポートも行なっていますので、 今の時点でエンジニアの業界に詳しくなくても気にする必要はありません。
もちろん副業としてエンジニアをやるのもありです。 次の画像は CrowdWorks で Scala と検索して出てきた時間単価の募集です。 エンジニアの単価は 4,000円 以上 5,000円 以下 となっています。 募集の総数は他のプログラミング言語に比べれば少ないですが、 その一方で 単価 4,000円以上 は 他の言語では見たことがありません、 CrowdWorks で検索した限りでは。
始めてみよう!と思ったら
ここまで読んで、是非ともやってみたいと思った方は早速 TechAcademy に申し込みましょう。 といっても、まずは無料コースを受講してください。
無料コースを受講しなくても Scalaコースは受講できますが、 「やっぱり思っていたのと違う!」 となったら困りますよね。 特に TechAcademy は返金される条件が厳しいので、 始めて3週間後に「やめたい」と思ってもお金は返ってきません。
無料コースは1週間程度の体験コースになりますが、受けておくことをお勧めします。 メンターに質問もできますので、 疑問があればそこでたくさん質問しましょう!