どうやったら雑談できるのか。 雑談力を上げるセミナーに行ってきました。 数人での雑談を前提に、どのようにすれば雑談できるようになるのか、聞いてきたことをアウトプットします。
話のできない人の共通点
話ができない人には共通点があるそうです。
- 他人の話を聴いていない
- 評価をやけに気にする
- 沈黙が嫌い
どうしよう!? っていう戸惑いが出てくるんですね。 言い換えるならば、 自分がどうするのかということにフォーカスしています。 つまるところ “何を話せばいいのか” というのが最大の課題になっているのではないでしょうか。 私もそのひとりなのですが。
何を話せばいいのか
話すことが決まってしまえばあとは楽なんですが、話すことが決まらないからこそつらいんです。 そんな課題を解決するためには、考え方を変えましょう。
知りたいことを聴く
相手について「もっと知りたい」と思うことを聴きましょう。 自分が話さなくてもいいんです。 これで、話のスタートができますね。
トップ営業マンと言われる人たちに共通していえるのも、知りたいことを聴いているということです。 知りたいことを聴くと 他の人が知らないことも知ることができるようになり、 営業成績につながっていくそうです。
雑談の聴き方
さて、話のスタートはできるようになりましたが、どうやって聴けばいいんでしょうか。 聴き方 にもコツがあります。
- 相手がどんなことを考えているか、想像しながら聴く。
- 他人のいいところを見つけるつもりで聴く。
この中に「相手の言っていることを正確に聞き取る」なんてことは入っていません。 言葉や文字ではないんですね。 私は過去に営業部の課長から「言っていることをそのまま聴くんじゃなくて、相手の意図することは何かを考えて聴け」と言われたことがあります。
雑談をする上でまず大切なのは、「相手がどんなことを考えているか、想像しながら聴く」ことです。 相手と同じ視点に立つことで、相手の言っていることも理解しやすくなり、共感しやすくなるんですね。
また、いいところを見つける習慣をつけておけば、挨拶として使うこともできるようになるのでおすすめです。
相手の話に興味が持てない時は、自分にもメリットのある話だと思って聴くのがいいそうです。
行動で雑談を楽しくする
雑談を更に面白くする方法があります。 雑談といっても文字で書かれた文章とは違って、その場で表現されるわけですから、視覚的な要素も重要になってきます。 方法を2つ紹介します。
相手が見たい顔をする
相手が見たい顔ってどんな顔でしょう。 それは笑顔です。 あたりまえですけれど、今一度考えてみましょう。 挨拶するとき、話をするとき、相手が笑顔だったら話しやすくなりませんか? こちらが笑顔でいることで相手も話しやすくなり、円滑に話ができるようになります。
聴いていることをアピールする
相槌をする、頷く、(声を出して)笑う、アイコンタクトをする、そういったアクションを起こすことで相手の話を聞いていることをアピールできます。 自分の話を聞いてもらえていることがわかれば、相手も話しやすくなります。 雑談の中での沈黙を避けるためにもうまく使っていきたいですね。
これは講師から聞いた話ですが、過去にディズニーのキャストをしていた人のリアクションは “そこまでやる!?” と思うほどのオーバーリアクションだったそうです。 でもやりすぎってことはないそうです。 特にパーティーの席や合コンなどではそこまでやらないと埋もれてしまいますね。
こういったことは反応心理学として研究もされています。
以上、セミナーの内容をまとめてみました。
小手先の細かい話が書かれている。ある程度、会話に慣れた人が、サッと読んだり、交渉初心者が、交渉前のチェックとして読む本だと思う。最後のオススメ書籍のページには、私がいいと思う本もあったが、本書はさほどよい本ではない。
“会話ヂカラ”と書いてはあるものの、ビジネス会話のみに限った話なのだ。「恋愛だってうまくいく」と帯には書いてあったが、私にはそうは思えない内容であった。
今の体裁では役に立たない本で終わってしまうが、タイトルを変えればそれなりにいい本になるはずだ。「交渉チェックポイント100選」だったらピッタリだと思う。
この本をオススメするとすれば、入社して少ししか立っていない人か、交渉のポイントをいつでも見れるように携帯しておきたい人だ。あまり交渉に慣れていない人の陥りやすいポイントが書かれているから、交渉前に確認ができる。
言い方を変えれば、交渉の軸・考え方よりも、数をこなして体得していく人向けの本。チェックポイントしかないからこそ、そういう人の役に立つと思う。Amazon の書評でも、同じことが書いてあった。交渉というのは、習うより慣れろという面が大きいので、難しいことはいいからやってみたい、という人にはいいだろう。