禅僧、曹洞宗の住職が本を書いていたので読んでみました。
いかに自分がありもしないことにとらわれているか、それを教えてくれる1冊でした。
私に一番あてはまったのは、色眼鏡をかけないということです。「あの人は○○だから……」。そんな見方をしてしまうと、それ以外の見方ができなくなります。実はいいところもある人なのに、そういういいところを見ることができなくなってしまいます。そして、そういう悪いところを論うのは自分の心の問題だと書いてありました。
冷静なときは当たり前だと思って見過ごしてしまう話ですが、自分が渦中にいるときはぐっさりきますね。
競争から離れる方法などなど書いてありました。周囲の環境というのが、自分の意思や思いによってつくりだされていること、言い換えれば、自分の考えを変えることで環境を変えることができるということを思い返す良い機会になりました。