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2017年3月、 奈良法王神社 に行ってきました。
奈良法王神社は奈良田バス待合所から少し山を登ったところにひっそりとあります。 空気がとてもきれいです。
周りの木々はとても太く、 数百年の時を経て私達を迎えてくれます。
説明
神社に立て札があり、神社の説明が書かれています。
奈良法王神社
当神社のご祭神は孝謙天皇を祭る 別に奈良法王(伝不詳)なりとも云ふ。 人皇第46代孝謙天皇天平宝字2年(758年)5月より8年間この地にご遷住なされしと伝えられる奈良法王遺蹟並びに、奈良田七不思議などすべて天皇にまつわるものである延暦3年ここ宮殿の跡に神殿創立させるものなり現本殿は寛政元年再建せるものなり。
ご神木の樅樹齢857年は昭和27年の台風により折損して今はなし。
御祭神
立て札にも書いてあったように、御祭神は孝謙天皇です。
孝謙天皇
孝謙天皇は、称徳天皇とも呼ばれます。 即位前は安倍内親王と呼ばれていました。
在位期間は孝謙天皇として 749-758年 の9年間と、 称徳天皇として 764-770年 の9年間、 あわせて15年間です。
孝謙天皇の父は聖武天皇で、母は藤原氏出身の光明皇后と言われています。
孝謙天皇の陵は奈良県奈良市山陵町にある前方後円墳、高野陵とされています。
御符水
すぐ隣に立て札があります。
御符水
これは「御符水」と云って、奈良田の七不思議の一つで源水は山の中にあり、それを導水して「お手洗い池」用にしたものである。 第46代孝謙天皇(天平宝示2年)この地にご遷居の折「ご膳水」とし、また「硯水」として、ご使用になられた水で、どんな干天にも、水の干ることなく、またどんな降雨続きでも、濁ることなく、そしてこの水を飲むと諸病に効能があると云う。 孝謙天皇御遷居縁起鈔によると、「斯地ニ七不思議ト唱フルアリ曰ク、第一御符水ト称シテ皇居ノ脇ニ御硯井アリ所病ニ功アリ呑者ハ病即消滅スル」と云われている。
昭和62年(1987年)11月 完成
奈良田区 三社氏子
法王殿
奥に法王殿があります。
アクセス
JR甲府駅からJR下部温泉駅まで電車で移動し、下部温泉駅からはバスに乗って終点奈良田バス待合所まで行きます。 奈良法王神社はそこから少し山を登ったところにあります。 奈良田バス待合所に奈良田の里マップがあり、奈良法王神社までの行き方も書かれています。
奈良法王神社の住所は 山梨県南巨摩郡早川町479 です。
JR下部温泉駅から奈良田バス待合所まではたくさんの温泉旅館があり、立ち寄り湯として入れるところも多くあります。 そういった温泉旅館に宿泊するのもいいと思います(下部温泉旅館組合の旅館一覧, JR下部温泉駅に書かれている旅館の一覧)。 私は1泊税込5000円程度の甲府駅すぐのホテル ホテルクラウンヒルズ甲府 に泊まって2日目に神社に行きました。