事情があってとても古いマシン(Let’s Note CF-W2)に Lubuntu をインストールしようとしたとき、次のメッセージが表示されました。
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This kernel requires the following features not present on the CPU: pae Unable to boot - please use a kernel appropriate for your CPU. |
Let’s Note CF-W2 のスペックは次の通りです。
環境
スペック
- CPU: Intel Pemtium M 32bit 1GHz
- RAM: 1GB
インストールするISO
- lubuntu-14.04.3-desktop-i386.iso
原因
メッセージを見ると、 64bit のイメージをインストールしてしまったか? と思ってしまうのですが、 32bit のイメージで上のメッセージが出ます。
原因は Intel Pentium M プロセッサ が PAE をサポートしていないことでした。
PAE
32bit CPU で 4GB 以上 のメモリを扱えるようにする技術で、 Intel だけでなく AMD でも採用されている CPU があります。
解決策
私がとった解決策は次の方法です。 Ubuntu の forcepae オプション を使います。
- DVD から起動します。
- 言語を選択します。
- 次に F6 キー を押し、 ESC キー を押します。 F6 でオプションが表示されるのですが、特に設定しません。
- こうすることで、 次のようなブートコマンドが表示されます。
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Boot Options file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed boot=casper initrd=/casper/initrd.lz quiet splash -- |
- そして Install をカーソルで選びます。
- 表示されているコマンドの最後の部分を次のように変更します。 forcepae を 2箇所に書きます。
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Boot Options file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed boot=casper initrd=/casper/initrd.lz quiet splash forcepae -- forcepae |
- 最初のパラメータはインストーラから実行されるカーネルのオプション、後ろのパラメータはインストールされた後のカーネルのオプションです。
これで動くようになりました。
下のサイトでは上の方法の他にもいくつか方法が紹介されています。
参考: How can I install on a non-PAE CPU?
ウインドウマネージャ openbox 上 で xterm を使っていると、 日本語の太字が文字化けして表示されないことがあります。 Ubuntu などに日本語環境をインストールして xterm を使ったりするとそうなります。 ここでは、私が xterm で日本語を表示できるようにした方法を紹介します。 (uxterm でも同じです。)
メニューの設定
xterm 起動時にオプションを設定することで日本語の文字化けを解消します。 そこで、 メニューから開かれる xterm のコマンドを変更します。 LXDE や gnome などの ウインドウマネージャ だと、 右クリックからプロパティを開いて変更できます。 そこでコマンドを xterm -fwb Sans
にすれば、 ワイド文字の Bold は Sans が使われて表示されるようになります。
私の場合は、 openbox を使っていて、 更に “Terminal emulator” メニューで出てくる LXTerminal を xterm に変えたかったので下のようにしました。
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mkdir -p ~/.config/openbox cp /etc/xdg/openbox/menu.xml ~/.config/openbox |
このようにしてメニューを変更する準備をした上で、 ~/.config/openbox/menu.xml
の該当箇所を xterm の機動コマンドに書き換えます。
ssh で鍵のパスフレーズを忘れること、ありませんか? 私は過去に2回ほどあります。 設定したパスフレーズではなぜか使えなかったり、パスフレーズをどこに控えたかを忘れてしまったり。 そんなときに、とても時間がかかりますがブルートフォースでパスワードを当てる方法があります。
続きを読む ssh 鍵のパスフレーズを忘れたら →
AWS で 鍵を作って EC2 に接続する。 開発に使うマシンが Windows の会社では、 putty を使っているところもあります。 そして pem のファイルを削除してしまったり・・・。
しかし Linux に搭載されているのは putty ではなく ssh で、それを使うとなると pem が必要になります。 その他 pem ファイル でないと受け付けてくれないプログラムもあったりします。
そこでここではその ppk ファイル を pem に変換する方法を書いておきます。
準備
Ubuntu 14.04 では putty-tools が必要になります。 使用するコマンドは puttygen です。
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$ sudo apt-get install putty-tools |
これで準備ができました。
Ubuntu のバージョンは、次のようにして確認できます。
変換
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$ puttygen putty_key.ppk -O private-openssh -o pem_key.pem |
これを実行すると、パスフレーズが設定されている場合は パスフレーズの入力が求められます。
puttygen のオプションは次のようになっています。
- -O : 出力ファイルタイプを指定します。 private-openssh は OpenSSH のプライベートキー(秘密鍵) という意味です。
- -o : 出力ファイルを指定します。
ちなみに、 Amazon EC2 で使う秘密鍵のパスフレーズ削除は次のようにするとできました。
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$ openssl rsa -in key.pem -out key.pem |
もし、秘密鍵のパスフレーズを変更したいのなら、次のコマンドでできます。
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$ ssh-keygen -f key.pem -p |
-f
でファイル名を指定しています。 オプション -f
でファイルを指定しない場合は、 ファイル名入力が促されます。
VMWare Player の上で Ubuntu 13.10 を使っています。 VMWare Player だと lightdm でログインした後は VMWare Player 内 での 表示画面サイズを Ubuntu で設定した画面のサイズに自動で合わせてくれるのですが、 最初の起動画面 (grub) や Alt+Ctrl+F1-6 で切り替えられる仮装コンソールは 800×600 の状態です。 これを実際の画面サイズ (私の場合は 1366×768) にするには GRUB の画面解像度を変更します。
お使いの Ubuntu のバージョンは lsb_release -a
で調べられると思います。
手順
sudo vi /etc/default/grub
を実行します。
25行目あたりに次のような記述があります。
その下に次の記述を追加します。
サポートされている解像度しか指定できませんのでご注意ください。
その後で、 sudo update-grub
を実行してから再起動します。
さらに詳しく
ここで設定した GRUB_GFXMODE
は /etc/grub.d/
配下のスクリプトで使用されています。
A Life Summary of an Gypsy