Facebook で怪しいメッセージが届きました。 皆様におかれましてはこのようなメッセージに引っかからぬよう、くれぐれもご注意ください。
ことの発端
Friend申請 が届いていたので承認したというのが発端です。
そういうのを見て楽しめる人はいいのですが、ついうっかり危ない橋を渡ってしまいそうな人はフレンド申請できる人を制御しておきましょう。
メッセージの内容
あるとき私宛にメッセージが届きました。
カンボジアの銀行員を名乗る人から、私と同じ苗字をもつ6年前に死んだ顧客のことで連絡がありました。
この時点で完全に怪しいですね。
彼は、大量のお金を銀行口座に残したまま死んでしまって、そのお金は親戚も受け取りに来ない、だから私に連絡したと。
国籍はわかっているはずなのでその国の政府機関に伝えるべきではないかと思いますが、次のように返しました。
意味が分かりません。
そして返信がきました。
書類があって、どうもその書類を書く必要があるみたいです。 リスクはないし法的にもOKだそうです。 この取引について詳細を知りたければメールアドレスをよこせというメッセージですね。
あなたならどうしますか? メールアドレスを伝えますか?
私には無関係の話なので、メールアドレスには触れず、政府にメールするよう勧めてみました。
日本政府に連絡したほうがいいです。私には一切関係ありません。
なぜか “hello” から始まるメッセージが届きました。 話の途中に “hello” とはいったいどんなアメリカンジョークでしょうね。
会社(銀行)と家族の相互利益のためのビジネスコラボレーションで、私と家族をシェアする人に関する話だそうです。 メールアドレスをよこせという姿勢は崩していません。
I am talking about a late customer who share same family with you
とありますが同じ家族をシェアとはどういうことなんでしょうね。 たぶん family というのは family name のことで、 share は共有する・共にするという意味だと思うのですが。 それにしても same の前には the が必要ではないのでしょうか。 そして文中でところどころ急に大文字になるのはどういうわけなんでしょうか。
とりあえず、わからないという旨を伝えます。
家族をシェアするっていうのがなんなのかわからない。
すると驚くことに、乗り気のメッセージが来ました。
家族のシェアには一切触れず、マシンガントークです。
どうでしょうか。 もし同じ名前だからといって自分の家族すなわち関係者が増えるとしたら。 それって無関係な人の面倒見ないといけないってことじゃないですか?
全くの他人の面倒を見るつもりはないです。
いい話にはリスクがつきものです。 安易に家族を増やすのはコストが増えることにもなりかねません。
また “hello” で文が始まっています。 ついさっきまでメッセージ送受信していましたが。 ここまで定型なんでしょうか。 やはりメールアドレスを教えてほしいみたいです。
参加しません。
きっとそれでも送ってくるとは思いますが、とりあえず意思表示です。
苗字を共有しているから他人じゃないだろうというメッセージが送られてきました。 たしかにたむらけんじと田村正和レベルだったらお互いのことを知っているとは思います。
このレスポンス、内容的にはひとつ前のメッセージに対する返信ですね。 言葉のキャッチボールができていません。 3単現(3人称単数現在形)の s も付け忘れています。
すみませんが、私はその人を知りません。
ここでこの日の連絡は途絶えました。
そして翌日、メッセージが届きました。
もう興味はなくなっていたので返信はしませんでした。
前日の、相手の最後のメッセージは 17:54, 私の最後のメッセージは 18:15 。 誰かに雇われたり、派遣として 18:00 まで仕事をやっていたということなんでしょうか。 18:00 といっても日本時間ですが。 もちろん相手が本当にカンボジアにいるのかすら定かではありません。
私の調べでは、最終的に連絡先(メールアドレス)を教えると、そのメールアドレスに振り込め詐欺のメールが届くそうです。 内容としては、手数料が必要だからまずそれを払えと。
くれぐれもこのような詐欺メッセージにはひっかからぬよう、節度をもってFacebookを利用しましょう。