2016年2月 京都旅行: 貴船神社


2016年2月 京都旅行: 鞍馬寺 に続きまして、 更に上を目指して貴船神社に向かいます。 山の頂上は鞍馬寺よりも高いところにあるんです。

鞍馬寺から山頂へ

鞍馬寺から山頂へ向かいます

鞍馬寺、本殿金堂からおよそ404メートルのところに背比べ石という、奥州に下る牛若丸が名残を惜しんで背比べをしたと伝わる石があります。 そこが鞍馬山の峠です。

背比べ石の反対側には、木の根道という木の根が複雑にそして見事に土の上を()っている道があります。 ものすごい生命力です。

そして目の前に大杉権現(おおすぎごんげん)が現れます。 樹齢はなんと千年近いといわれています。 西暦1000年、枕草子を書いた清少納言と、源氏物語を書いた紫式部のいた平安時代から、源平の戦いを経て鎌倉、室町、戦国時代、江戸時代、2度に渡る戦争を見てきた木が大杉権現です。 そしてその大杉権現を、今生きている私達が見ることができるんですね。 すばらしいですね。

下山

大杉権現を過ぎて源義経公を(まつ)った義経堂(よしつねどう)、不動明王を安置した僧正(そうじょう)が谷不動堂(ふどうどう)、護法魔王尊が奉安される奥の院魔王殿を過ぎると一気に下り坂です。

見下ろすと(みどり)でいっぱいです。 紅葉の時期はきっと綺麗なんでしょうねぇ。

貴船神社

鞍馬山西門を出て少し歩くと貴船神社です。

貴船神社の入り口です。

赤い鳥居の右側に、貴船神社と刻まれています。

階段を上がると貴船神社です。 桓武天皇の皇母の玉依姫(たまよりひめ)黄船(きふね)に乗って貴船川をさかのぼり、(ほこら)を建てたのが始まりと言われています。 (ほこら)というのは、神を(まつ)る小規模の殿舎のことです。 祭神は高龗神(たかおかみのかみ)です。

貴船神社

写真の左側にはお水をとれるところがあります。 容器は神社にあります。 300円を奉納して持って帰りました。 容器1つにつき 800ml 程度です。

そのさらに左へ進むと、可愛らしいお守りが並んでいます。 また右側ではお焚き上げを受け付けています。 名前を木に書いておくとお焚き上げしていただけるというシステムです。 手軽ですね。 早速名前を書いてきました。

叡山電車 きぶねぐち へ

貴船神社から歩いて叡山電車のきぶねぐちまで行きます。 およそ 2キロメートル ありますので、 30分程度かかります。 バスも運行していますので、歩くのが(つら)い方はそちらをお使いください。

途中、日帰り天然温泉があります。 時間に余裕があったらここで休むのもいいですね。

川床料理 日帰り天然温泉