2016年2月 京都旅行: 鞍馬寺


鞍馬寺へ行きました。 とくに紅葉の時期はきれいですね。 パワースポットとしても知られています。

JR京都駅から鞍馬寺へ

京都タワービル

鞍馬寺へ行くには JR京都駅 から 京阪電車 七条 まで歩き、 叡山電鉄 鞍馬 までの切符を買って電車に乗ります。

京阪電車 七条 から 京阪電車 出町柳 まで乗り、 叡山電鉄 出町柳 まで移動します。 京阪電車から叡山電鉄に移るときは、一度改札を出ます。

叡山電鉄 出町柳駅
叡山電鉄の車内から

叡山電鉄の車内にはもみじを(かたど)ったプレートが飾られています。 おしゃれですね。

鞍馬駅

叡山電鉄 鞍馬 につくと、 大きな天狗(てんぐ)が待っていました。

天狗の町 鞍馬 で 大きな天狗が迎えてくれます。

鞍馬山ではかつて山岳信仰、山伏による密教が盛んで、山の精霊である天狗もまた鞍馬の山に住むと考えられていました。 鞍馬山は天狗にとって最高位の山のひとつとなっており、鞍馬山の大天狗は僧正坊と呼ばれる天狗の最高位のものだそうです。 また、鞍馬山の天狗には、牛若丸に剣術を教えたという伝説もあります。

駅前にはくらま温泉の無料送迎車がきていました。 また機会があれば行ってみたいですね。

鞍馬山入口 仁王門

鞍馬駅を出て少し歩くと鞍馬山の入口、仁王門があります。 ここには湛慶(たんけい)の作った仁王尊像が祭られています。 湛慶は、東大寺南大門の金剛力士像を作った運慶、快慶に並ぶ大家で、運慶の嫡男(ちゃくなん)(正室の産んだ最年長の男子)です。

石段を登ったところに大きな門の入口があります。

ひとりあたり300円の入山料が必要になります。

この門を過ぎると、途中まで歩いて登るコースとケーブルカーに乗るコースがあります。 今回は歩いて登るコースを選びました。

鞍馬山

鞍馬山は、毎日を生き抜く活力を本尊である尊天(そんてん)からいただく道場です。

尊天

万物を生かし存在させてくださる宇宙生命・宇宙エネルギーです。 その働きは愛と光と力となって現れ、月輪の精霊千住観世音菩薩が愛を、太陽の精霊毘沙門天王(びしゃもんてんのう)が光を、大地の霊王護法魔王尊(ごほうまおうそん)が力を現しています。 その三身(さんじん)を一体として尊天と称するそうです。

京都 鞍馬山 最初の階段

魔王の滝

静かな、緑に囲まれたところにひっそりと、魔王の滝が流れています。

魔王の滝が池に流れています。

魔王というのが護法魔王尊(ごほうまおうそん)のことです。 またの名を魔王大僧正といい、近世から来臨したともいわれています。 そして鞍馬大天狗が護法魔王尊の配下につくそうです。

由岐神社

すがすがしい山道を通って少し上がると由岐神社が見えます。

京都 鞍馬山 由岐神社

世の平穏を祈る由紀神社は、火祭りが行われることでも有名ですね。 高くそびえたつ木に囲まれており、圧巻です、写真では正面しか見えませんけどね。

鞍馬の火祭

10月22日夜に行われるお祭りで、京都三大祭のひとつです。 今から1000年以上前の天慶3年、西暦940年が始まりといわれています。

鞍馬の街並みに夕闇が迫る18時頃から始まります。 町内巡業の際に、()き綱 を握った女性には安産のご利益があるといわれており、女性も多数参加しています。 24時に終了します。

由岐神社の中にはかわいらしい天狗のおみくじがあります、由紀神社限定です。 祈祷なども受け付けており、安産祈願には特におすすめです。

空気の綺麗な山道

由岐神社を抜けると驚くほど空気の綺麗な山道が連なっています。

京都 鞍馬山 空気の綺麗な山道

しばらく歩くと途中に中門があります。 そこに杖が置いてあるので持っておくと降りるときに楽です。

最後の階段

鞍馬寺につながる最後の階段です。 これを登ると鞍馬寺です。

京都 鞍馬寺へつながる階段

鞍馬寺

異世界でした。 本殿の中で祈りをささげている人もいれば、 本殿の前で気孔をやっている人もいました。

本殿前は広く、眺めもよかったです。 本殿で蝋燭(ろうそく)を買って火を(とも)してきました。

この後は更に山を登って貴船神社へ向かいました。 2016年2月 京都旅行: 貴船神社 に続きます。