技術評論社 WEB+DB PRESS Vol. 109 特集2 “[実践] Kotlin” (第2, 3, 5章) を執筆しました。
特集2 内容
特集2の内容は次の通りです。
[実践]Kotlin
基本からSpring,Java資産活用まで
- 第1章 : なぜ今Kotlinなのか
- Android開発からバックエンドまで対応した新世代言語
- Kotlin のメリットとデメリットについてまとめています。 Hello World! を通して、 エディタの使い方を紹介しています。
- 第2章 : 知っておきたい基本文法
- Kotlin活用のポイントをギュッと圧縮
- Kotlin を使うために知っておくべき文法をまとめました。 Kotlin 1.3 で正式にライブラリとして公開されたコルーチンの利用方法もまとめています。
- 第3章 : Springによるサーバサイド開発
- Kotlin DSL,null安全を導入した万能フレームワーク
- 前半では主に、 Spring 5 になって追加された機能をまとめました。 中には Kotlin のためにできた機能もあります。 後半では Spring Boot 2.1, PostgreSQL 11, Thymeleaf を使ったアプリケーション開発を説明しています。 View部分は kotlinx.html を使いたかったのですが、 読者数のこともあり Thymeleaf で書きました。 Gradle も Kotlin で書いてしまいたかったですが、読者数のこともあり……。
- 第4章 : JUnit+Mockito-Kotlinによるテスト
- モックテストでコードを鍛え,安全性を高める
- Kotlin で使えるテストフレームワークを紹介した後に、 Kotlin でのテストの書き方を コードを交えて解説しています。
- 第5章 : JavaとKotlinの相互運用
- 既存Javaプロジェクトへのスムーズな導入/共存
- Java から Kotlin をどう使うのか、 Kotlin から Java をどう使うのか、 まとめました。 Kotlin でも Java でも クラスはクラスとして使えるのですが、 そのほかに拡張関数をどう使うのか、トップレベル関数をどう使うのか、null安全をどうやって連携させるのかなど、気をつけるべき点についてまとめています。 既存の Java のプロジェクトに Kotlin を導入される際は是非ご活用ください。
2, 3, 5章、 いずれも最初の原稿が規定のページ数を大幅にオーバーしてしまい、 60% ぐらいに分量を削減しました。 当初は KDoc および dokka についての説明も原稿を作っていましたが、 構成を考える中で没書となりました。