gradle で始める Spring Boot はじめの一歩


gradle を使って Spring Boot の環境を整備するチュートリアルです。

環境

  • gradle 2.10
  • Ubuntu 16.04.1 LTS

Ubuntu でやっていますが、 Mac や Windows でも同じだと思います、 たぶん。

gradle init

gradle のプロジェクトを作るために次のコマンドを実行します。

これを実行すると build.gradle, gradle, gradlew, gradlew.bat, settings.gradle の5つのファイルができます。

Spring Boot の基本構成

先ほどできた build.gradle の中に基本コンポーネントを記述していきます。 build.gradle のサンプルは Spring Boot Reference Guide 10.1.2 Gradle installation にあります。 Kotlin を使う場合の書き方は下に記載しています。

そして、 メインメソッドを記述します。 src/main/java/com/example/myproject/Application.java クラス を作って、 次のように記述します。 記述内容は Spring Boot Reference Guide にも記載がありますので、 最新情報はそちらで確認してください。

一番シンプルな形のクラスです。 Deployable War などを考えると少し記述が変わってきます。 ここで ./gradlew bootrun を実行するとウェブサーバ(tomcat)が起動しますが、特になにも具体的なコードを書いていないので、なにも起こりません。

クラス名は Application にしていますが、 別の名前でも動きます。

Kotlin でやる場合

Kotlin + Spring の環境でも同じことができます。 その場合は build.gradle は次のようにします。

Application クラス (src/main/java/com/example/myproject/Application.kt) は次のようにします。

この他にもパターンがあります。 Kotlin のドキュメントに詳しく記載されています。

また、 今回作成したものは GitHub に登録しています。

必要最低限のクラスを作りました。 この後は、 たとえば他のクラス (model, controller) などを追加して、 Webアプリケーションらしくしていきます。