この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく!


この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく! (青春出版社)』を読みました。

読む力書く力に分けて合計120を超えるテクニックが紹介されています。 情報整理、速読・多読、ビジネス、企画書、メールと分野が多岐にわたるのですが、 その中でも 今の私に使えそうだと思ったテクニックを3つ紹介します。

資料として使いやすいノートは「1枚目」が違う

106ページに記載されているこの方法、とてもいいと思います。 ノートの最初の3ページほどを、目次として整えていきます。 さらに記号も使って見やすくわかりやすくします。

過去、アイディアをノートに書き溜めるということをやっていたのですが、どこになにを書いたかわからなくなって、使えるノートになりませんでした。 もしあのとき 最初の数ページで目次を作っていたら、 もっと有意義なノートになっていたと思います。

私が使っている B5 ノートは 35行60ページ あるので、 平均で 1ページにつき2行で目次に書き足すなら 最初の2ページを使えば済みます。

107、108、120、121ページのテクニック と合わせて使えば、 考える力も さらに伸びそうです。

好感度の高いメールは「締めのひと言」が違う

タイトルから考えて 「書き手の人間性」が垣間見えるような一文を追伸としていれる というのが、 筆者が最も言いたかったことだと思うのですが、 私が注目したポイントはそこではありません。

ビジネスメールでは、 わかりやすく的確な文章を書くことが求められます。 文章のわかりやすさは、 自分で自分の作った文章を読んで感覚的に推敲・改善していくものですが、 この本にはその基準となる文字数が記載されていました。

50文字を超える文は要チェックです。 改善の余地があります。

新聞でも、 要点は50文字以内でまとめられているそうです。

手帳に書くとモチベーションが上がる「10年計画表」

今後10年のプランを手帳に書くというテクニックです。 私は手帳を使わないので、ノートあるいはパソコンやスマートフォンの背景に応用します。

過去に、 企業研修等で 今後の人生プラン・キャリアプランを考えることがありました。 でも、 考えたのはそのときだけで、 しばらく見てもいませんでした。

でも 今後のプランは きっと役に立つと思います。 だから見えるところに 10年プランを置いておこうと思いました。 自分のゴールが念頭にあったほうが、 濃い時間が過ごせるに決まっています。


証明: 数列が収束する必要十分条件


数列が収束する必要十分条件を証明します。 (ここで証明するのは Cauchy(コーシー)の判定法ではありません。)

まずは収束の定義の確認です。

定義

数列 ( {alpha _n } ) が実数 ( alpha ) に収束するとは、 任意の正の実数 ( varepsilon ) に対応して 自然数 ( n_0 ( varepsilon ) ) が定まって次を満たすことをいう。

[ n > n_0 (varepsilon) Rightarrow | alpha _n – alpha | < varepsilon ]

数列 ( { alpha _n } ) が ( alpha ) に 収束する必要十分条件は次のようになります。

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AngularJS と Rails の form_for を組み合わせる


AngularJS と Rails の form_for を組み合わせて使ってみました。 何より厄介なのは action 属性 が 自動でついてしまうことです。

環境

  • Rails 4.1.8
  • Ruby 2.2.2
  • AngularJS 1.4.7
  • Ubuntu 15.04

状況

Rails の form_for を使うと、 Rails が action 属性 から すべて 設定してくれます。 もちろん、 form タグ の属性を 追加することもできます。 ただし AngularJS を使う上では問題がありました。

問題になるのは次のコードです。

このコードでは、 ボタンをクリックすると AngularJS による処理が実行された後で 本来の form の処理が実行されます。

AngularJS は、 action 属性 がないときは 本来の form の処理を行わないのですが、 Rails で action 属性 が自動でつけられている以上どうしようもありません。 いや、 action 属性 を消す方法があるのかもしれませんが、 私は見つけることができませんでした。

解決法

form タグ に onsubmit="return false;" を付け加えます。

button タグ で type="button" とすると、 ボタンクリック時はどうにか二重処理を防げますが、 入力欄で Enter を押されたときは防げません。

また AngularJS: How to prevent form submission after click on button? に記載されているような方法もありますが、 javascript として 他のところで使えないので、 上に書いたやり方の方がきれいに見えます。


証明: 無限小数になる有理数は循環小数


無限小数になる有理数は循環小数になることを証明します。 無限小数になる有理数というのは、 有理数になる小数の中で有限小数でないものになります。

割り算の操作をよく観察すればわかりそうなものですが、 感覚的なものを証明としてしっかり書いてみます。

感覚

たとえば 89 を 13 で小数の位まで順次割った場合、 余りは次のようになります。

\begin{eqnarray*} 89 \div 13 & = & 6 \; \textrm{余り} 11 \\ 110 \div 13 & = & 8 \; \textrm{余り} 6 \\ 60 \div 13 & = & 4 \; \textrm{余り} 8 \\ 80 \div 13 & = & 6 \; \textrm{余り} 2 \\ 20 \div 13 & = & 1 \; \textrm{余り} 7 \\ 70 \div 13 & = & 6 \; \textrm{余り} 5 \\ 50 \div 13 & = & 3 \; \textrm{余り} 11 \\ 110 \div 13 & = & 8 \; \textrm{余り} 6 \end{eqnarray*}

7 回目 の割り算で 1 回目 と同じ余りが出てきました。 13 で 割った時の余りの数は 1 から 12 の 12 種類しかありませんから、 13 回 割り算をやっても割り切れなかったら どこかで同じ余りが出ていて循環小数になることがわかります。

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A Life Summary of an Gypsy