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自分の誕生石を知っていますか? なぜその石が誕生石に選ばれたのか知っていますか?
私はまったく知りませんでしたので、調べてみました。 結局よくわからないままですが。 誕生石の一覧は パワーストーン 誕生石の一覧をご覧ください。
今の誕生石になった経緯
調べたところ、アメリカの宝石商によるところが大きいというのがわかりました。 1912年に米国宝石商組合が定めた基準を元に、1912年に宝石商組合など複数の団体によって改定されたものが基準となっているそうです。 しかもそれは各国で多少違うそうです。
例えば日本では珊瑚と翡翠が、イギリスとフランスでは水晶とカーネリアンが追加されています。
1912年よりも前の資料を探すと、旧約聖書にたどり着きました。
Wikipedia と Yahoo! 知恵袋 を参考にしました。
旧約聖書の記述
旧約聖書 出エジプト記 第28章 に記述があります。 該当部分の口語訳は次のとおりです。
彼らの作るべき衣服は次のとおりである。すなわち胸当、エポデ、衣、市松模様の服、帽子、帯である。彼らはあなたの兄弟アロンとその子たちとのために聖なる衣服を作り、祭司としてわたしに仕えさせなければならない。 彼らは金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸を受け取らなければならない。 そして彼らは金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸を用い、巧みなわざをもってエポデを作らなければならない。 これに二つの肩ひもを付け、その両端を、これに付けなければならない。 エポデの上で、これをつかねる帯は、同じきれでエポデの作りのように、金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作らなければならない。 あなたは二つの縞めのうを取って、その上にイスラエルの子たちの名を刻まなければならない。 すなわち、その名六つを一つの石に、残りの名六つを他の石に、彼らの生れた順に刻まなければならない。 宝石に彫刻する人が印を彫刻するように、イスラエルの子たちの名をその二つの石に刻み、それを金の編細工にはめ、この二つの石をエポデの肩ひもにつけて、イスラエルの子たちの記念の石としなければならない。こうしてアロンは主の前でその両肩に彼らの名を負うて記念としなければならない。 あなたはまた金の編細工を作らなければならない。 そして二つの純金の鎖を、ひも細工にねじて作り、そのひもの鎖をかの編細工につけなければならない。 あなたはまたさばきの胸当を巧みなわざをもって作り、これをエポデの作りのように作らなければならない。すなわち金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、これを作らなければならない。 これは二つに折って四角にし、長さは一指当り、幅も一指当りとしなければならない。 またその中に宝石を四列にはめ込まなければならない。すなわち紅玉髄、貴かんらん石、水晶の列を第一列とし、 第二列は、ざくろ石、るり、赤縞めのう。 第三列は黄水晶、めのう、紫水晶。第四列は黄碧玉、縞めのう、碧玉であって、これらを金の編細工の中にはめ込まなければならない。 その宝石はイスラエルの子らの名に従い、その名とひとしく十二とし、おのおの印の彫刻のように十二の部族のためにその名を刻まなければならない。 またひも細工にねじた純金の鎖を胸当につけなければならない。 また、胸当のために金の環二つを作り、胸当の両端にその二つの環をつけ、かの二筋の金のひもを胸当の端の二つの環につけなければならない。 ただし、その二筋のひもの他の両端をかの二つの編細工につけ、エポデの肩ひもにつけて、前にくるようにしなければならない。 あなたはまた二つの金の環を作って、これを胸当の両端につけなければならない。すなわちエポデに接する内側の縁にこれをつけなければならない。
きっと聖書を知らない人には、なにが書いてあるのかさっぱりだと思います。 私にもよくわかりませんでした。 一応、聖書を知っている人に聞いてみたので、その内容を載せておきます。
基礎知識
前提
神が行うことの真意は人間にはわからないことがあります。 聖書の人物で、知恵の極みとも言うべき「ソロモン」自身が「伝道者の書」という書簡でも綴っています。
ただ、神様の命じられている事の意味・内容が、最も利に叶った緻密な意図・設計に基づいている事を、後に人が悟るという事があるそうです。
イスラエル
イスラエルはアジアの国です。
キリスト教・ユダヤ教
キリスト教・ユダヤ教はアジアの宗教です。 欧米のイメージがありますが。
なんで胸当てを作ったのか
神様がモーセとアロンを通して人に預言者、祭司、王の3つの職務を与えました。 モーセは預言者、アロンは祭司となります。
ちなみに、アロンはモーセの3歳年上の兄です。
それで、その胸当てが、12の宝石を埋め込むようになっています。 宝石はイスラエル12部族の象徴という意味が込められているそうです。
12人の子とイスラエル12部族
アブラハムに、神様が彼の妻であるサラを通して子(イサク)を授けます。
イサクがヤコブという子をつくります。
ヤコブの12人の子が12部族を作ります。
アブラハム
ノアからヤペテ、ハム、セムが生まれ、セムの系譜からアブラハムが生まれます。 聖書によると、世界の人はこの3人から生まれたことになります。
そしてアブラハムは神様と契約を結び、12人の子供も含めて契約を履行していきます。
宝石は、その12部族をどの様に象徴しているかを見つめてみれば導き出せるかも知れません。 ただ、これ以上私にはわかりません。
旧約聖書での配列
旧約聖書にある配列の通りに石を並べてみます。
石の対応
まずは、出てくる石を一覧にします。
第1列 | ||
---|---|---|
紅玉髄 | カーネリアン | 7月 |
貴かんらん石 | トパーズ | 11月 |
水晶 | クリスタル | 4月 |
第2列 | ||
ざくろ石 | ガーネット | 1月 |
るり | ラピスラズリ | 12月 |
赤縞めのう | サードニクス | 8月 |
第3列 | ||
黄水晶 | シトリン | 11月 |
めのう | ||
紫水晶 | アメジスト | 2月 |
第4列 | ||
黄碧玉 | ? | ? |
縞めのう | ? | ? |
碧玉 | ジャスパー | 3月 |
聖書の訳の正しさにもよりますが、こうなるとどういう対応になっているのかわかりませんね。 もし間違いがあったら教えていただけると助かります。 Twitter