エンジニアにとってみれば、SQL は使えてあたりまえかもしれませんが、営業や管理部の人からすれば魅惑の魔法といわれることもあります。 しかし非エンジニアの方でも SQL が使えた方がいいですし、 そのほうがエンジニアの作業も楽になります。
ここでは、テーブルの値を使って計算する方法を説明します。
方法
まずは下のようなテーブルを考えます。 身長(height)と体重(weight)がありますから、そこから BMI を計算してみましょう。
id | name | height | weight | age |
---|---|---|---|---|
1 | Takashi Uemura | 160 | 69 | 23 |
2 | Taro Miura | 180 | 39 | 28 |
3 | Koji Tanaka | 150 | 50 | 18 |
4 | Hiroko Obata | 153 | 66 | 26 |
5 | Takako Matsu | 160 | 62 | 20 |
BMI の計算式は次のとおりです。
[ textrm{(BMI)} = textrm{(体重[kg])} div textrm{(身長[m])} div textrm{(身長[m])} ]SQL で計算をする場合、 次の記号(演算子)が使えます。
- + : 足し算
- – : 引き算
- * : 掛け算
- / : 割り算
これらを使って BMI を計算する SQL を書いてみます。
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SELECT m.id, 10000 * m.weight / m.height / m.height FROM members m ORDER BY m.id |
10000 を掛けているのは身長をメートルにして扱うためです。