日本はお手本 日本の学習塾がアジアに進出


京進が、中国に日本語学校を運営する完全子会社を設立します。朝刊企業1からです。

京進といえば、京都でよく見かけたような気がする学習塾です。中国広東省に 100% 子会社を設立し、日本語学校を運営するそうです。昨日の朝刊国際面にも載っていましたが、中国を含むアジアの国は、日本を見習って、発展しようとしています。(中国・韓国の見習い方は異常だが。)

日本語が、アジアにおいてなんの役に立つのか考えてみました。サービス産業を重視する広東省仏山市南海区は特に、日本人旅行者へのサービスに役立てることができます。中国には、日本企業の工場や、現地法人などがありますから、日本の従業員とコミュニケーションをとることができます。昨日もみたように、日本は海外に進出していく予定なので、日本企業に来てほしいと思っているメコン流域等の人たちには、武器になるでしょう。ほかには、日本の書物やウェブサイトを見ることができるようになります

南海区周辺は、日本の自動車関連企業も多く進出しているため、需要は大きく見込めそうです。

学習塾が進出するところまでは思いつかなかったです。学習塾業界は、親の収入減少で、塾をやめる生徒が増えているため、結構厳しいようです。講師等の指導者が余っているので、このタイミングでの中国進出は、会社の人事をうまくまわすためにも NICE IDEA です。

まさか日本の学習塾が海外に行くとは思ってなかったのですが、京進は勝機を見出したんですねぇ。中国で開校するのは7月ですから、これから動き出すんでしょうね。すると他の学習塾に先を越されるかもしれませんが、今から7月までに場所確定?テナント契約(土地購入&建築)?内部整備を終えるのには無理があるような気がします。追随はするでしょうが、先頭を切るのは京進ですね。

では、ほかにどんな企業があるのか見てみましょう。公文教育研究所。これは中国にもあるんじゃないかな? 新聞には、全額出資子会社を作るのは京進が初めてと書いてあります。公文はフランチャイズ? つぎは栄光。栄光ゼミナール、ナビオを運営しています。3位はナガセ。東進系はここが運営しています。このグループに四谷大塚という企業があり、ここが四谷学院を運営。岐阜で見たことがあります市進。ここはセールスの電話がかかってきたような気もします。その他、早稲田アカデミーワオ・コーポレーション秀英予備校リソー教育進学会河合塾駿台予備校代々木ゼミナール

全国的なのは、栄光、公文、代々木、河合塾、駿台ぐらいでしょうか。駿台も、主要都市にしかありませんけどね。

ところで、京進が広東省を選んだのはどうしてなんでしょう。中国で都市といったら、北京や上海ではないかと思うのですが。これから伸びるというところにこそ勝機があると考えられるのも事実ですよね。

理由として、ありそうなのは、……北京・上海は飽和状態(需要が低い)北京・上海はコストが高い広東省の日本企業の進出規模には拡大する見込みがあるベトナムやタイ、マレーシアに近い、思いつくのはコレくらいです。ベトナム等を選ばずに、中国を選んだのは、今の経済の伸び率が高いからだと思います。そのほうが事業拡大しやすいですから。

なぜ、京進広東省を選んだのか。あなたはどう思いますか?


高校数学の王道 『チャート式数学』


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チャートです、皆さんよくご存知の。最初に、この本の使い方(一般的高校生向け)について説明します。

毎日1時間、この本を使って勉強しましょう。文系だったり、数学よりもほかの事をやりたいという人は、ご自身で調整してください。私は、この本で、数学A(B, C)を1時間やり、次の日に数学I(II, III)を1時間やるという方法を続けていました。もちろん、都合が悪くなってできない日もありました。そういうイレギュラーの日には、理系志望のための高校生活ガイドに書いてある方法を使います。これで、着実実力がつきます

このやり方自体も、理系志望のための高校生活ガイド高校数学とっておき勉強法を参考にしています。その2冊を読めば、数学だけでなく、その他の科目についても、しっかりとした計画を立てて取り組むことができます

さて、チャートは非常によく知られた参考書ですが、赤、青、黄、白、どれがいいのでしょうか。私はを薦めます。最低でも青です。詳しくは、理系志望のための高校生活ガイドに書かれています。チャートは、数学問題集としても使えますが、参考書としても使えます。それを考えると、黄や白でいいという人もいるのでしょうが、それはお金の無駄になると思います。

私の場合は、高校で青を買わされ、独自に赤を買いました。青を使ったのは、宿題として出たときだけでした。両方をやったことのある私の感想としては、赤のほうが解説丁寧です。Amazon のレビューを見ても、そんなことが多く書かれていますね。

最後に、私とチャートの関わりについて書いて終わります。私の使ったチャートは、現行教養課程になる前のものです。2001.4-2004.3 が高校に通っていた時期でした。そのときの赤チャートの著者は、東北大学の砂田利一さん。

私が数学に関して思っていたのは、『数学は、個人ペースでやるもの』ということです。これは、どの科目についてもいえることでしょう。高校では40人が集まってひとつの授業を受けますが、全員同じレベルかというと決してそんなことはなく、テストで笑っていられる人もいれば、笑うしかない人もいます。そんなわけで私は、授業のペースは気にしていませんでした。授業はとりあえず聞くだけ聞きながら、問題を解いていましたチャートなどの。

学習計画については、中学のときに理系志望のための高校生活ガイド高校数学とっておき勉強法を読んでいましたので、高校へ入った後はばっちりでした。

私がチャートと初めて出会ったのは、中学の頃です。家に、親の使っていたチャートがありました。緑色のチャートです。中学の頃にこれを読み、ある程度自分で勉強したりしていました。特に、因数分解二次方程式二次関数は、中学でも学習する範囲ですから、非常に役に立ちました。因数分解に困ったときのアルゴリズム(解き方)が書いてあり、それを知った上で中学の問題を解いていました。高校に入ってから高校のチャートを読み、その上で高校の問題を解くのと、中学の時に高校のチャートを読み、その上で、中学のときから問題を解くのと、どちらがいいかはわかりますよね?

高校に入ってからは、順調に勉強を進めていったのですが、そんな私も高校1年の冬に大変なことになりました。数ヶ月間手を抜いていたら、高校でやっている内容についていけなくなりました。当たり前といえば当たり前ですね。どうしたかというと、地道に今までどおりのやり方で勉強を続けました。その甲斐あって、すぐにトップレベルにもどりました。チャートさえなんとかしておけばどうにでもなるもんです。

数学は、理論さえわかればあとはなんとでもなるものですが、気をつけてほしいことがあります。細部まで慎重に文章を読むということです。そう、あれは受験間近の駿台京大模試。6題ある数学の問題のうち、ひとつ、うまく解けなかった問題がありました。問題を適当に読んでいて、条件を見落としてしまっていました。数学の偏差値は80~90の間だったと思いますが、あれさえスムーズに解けていれば、90は超えたんではないかと思っています。なんにせよ、いい加減にやっていてはダメですね。

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無機化学は効率よく覚えよう 『無機化学が面白いほどわかる本』


『無機化学が面白いほどわかる本(中経出版)』(川辺 徳彰)
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いいところ

理論化学に続いて無機化学の本です。これも、レイアウト等は、前記事に書いたとおりです。図解メインの参考書で、全体像のわかるフローチャートがついています。繰り返しになりますが、今学んでいる分野が、全体のどの位置にあって、これから何を学べばいいかがわかる本です。

特に無機化学は、覚えることが多いです。各元素の特徴を訊かれますからね。さて、その各元素の特徴なのですが、この本は、各元素について、化合物との関連を示した図が入っています。百聞は一見に如かず、画像を載せますね。

  • Al: アルミニウム
  • N: 窒素

各元素のセクションのトップに、このようなまとめの図が載せてあります。その後ろには各種の説明が整理された上で載せられています。

  • Ag: 銀

この部分については、私が後に使うようになった本のほうが見やすいかもしれません。ただ、この本がほかの本と違うところは、その関係図の内容が詳しく説明されていることと、各物質の比較表です。これはなかなか他の本には見られません。P.52[の強弱], P.53[塩基比較], P.56, 57[酸性物質塩基性物質を周期表にて一覧で見られるようにしたもの], P.59, 60, 79 などです。

  • イオン化傾向

使い方

では私の使い方を紹介しましょう。私がよく使ったページは3つ。

まず1つは、イオン化傾向。沈殿物比較して一覧で見られるのがポイントです。私はこれで沈殿物の性質を覚えるようにしていました。文字で覚えるより、図で覚えたほうが覚えやすいですからね。

2つめが P.165。P.81 でも沈殿物の色などについては見ることができるのですが、中には、鉄のように、酸素のみと結合する場合だけでも複数の色になる元素や、P.81 に載っていない元素があったりします。遷移金属というタイトルがついています。錯イオンについても書かれています。これも一覧で覚えるようにしました。

3つめに P.186, 187。コレは絶対見ておきたいページ ですね。無機化学の最後の砦といえば、そう、元素の分離です。HCl 等を加えていって、何の元素が入っているかを当てる問題。試薬と沈殿の性質アルゴリズムがまとめられています。こういう分析の問題には苦労しましたが、こういったチャートがあると覚えやすいですね。

化学は、地学、生物に次いで暗記項目が多い科目と言われます。効率よく覚えましょう。テスト前に役立つことが多かったです。

『無機化学が面白いほどわかる本(中経出版)』(川辺 徳彰)
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交渉テクニックを体得する! 『会話ヂカラを学べ!』


『会話ヂカラを学べ!(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』(A.パーカー 著, ディスカヴァー・クリエイティブ 訳)
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小手先の細かい話が書かれている。ある程度、会話に慣れた人が、サッと読んだり、交渉初心者が、交渉前のチェックとして読む本だと思う。最後のオススメ書籍のページには、私がいいと思う本もあったが、本書はさほどよい本ではない。
会話ヂカラ”と書いてはあるものの、ビジネス会話のみに限った話なのだ。「恋愛だってうまくいく」と帯には書いてあったが、私にはそうは思えない内容であった。

今の体裁では役に立たない本で終わってしまうが、タイトルを変えればそれなりにいい本になるはずだ。「交渉チェックポイント100選」だったらピッタリだと思う。

この本をオススメするとすれば、入社して少ししか立っていない人か、交渉のポイントをいつでも見れるように携帯しておきたい人だ。あまり交渉に慣れていない人の陥りやすいポイントが書かれているから、交渉前に確認ができる。
言い方を変えれば、交渉の軸・考え方よりも、数をこなして体得していく人向けの本。チェックポイントしかないからこそ、そういう人の役に立つと思う。Amazon の書評でも、同じことが書いてあった。交渉というのは、習うより慣れろという面が大きいので、難しいことはいいからやってみたい、という人にはいいだろう。

『会話ヂカラを学べ!(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』(A.パーカー 著, ディスカヴァー・クリエイティブ 訳)
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月面発電所 清水建設が宇宙に進出


サイエンスからです。そのうち石油がなくなるから新しいエネルギーが必要だ、そんな話は誰でも耳にしたことがあると思います。諸説あるので真偽のほどはわかりませんが。

新エネルギーとして、水素やバイオエタノール、ハイブリッド、太陽光発電風力発電が注目されているのもご存知ですよね? サイエンス面には、地球の外で太陽光発電を実施する計画が書かれていました。

まずは地球に人工衛星をつくって発電を試みます。まず、宇宙航空研究開発機構が発電衛星というのをつくります。これはひとつの発電所。2種類あって、ひとつは、太陽光をエネルギーに変え、地球に送電するというもの。もうひとつは、太陽光を集めてレーザー光に変換し、地球上の受信機に送るというもの。これひとつで原子力発電所1基分の電力がまかなえるそうです。産業廃棄物も減らせるわけですね。

地球でも太陽光発電をすればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、地球上での太陽光発電と、宇宙での太陽光発電には大きな違いがあります。大気が存在するため、地球に届く太陽光は、宇宙の 1/10 程度。その上天候に左右され、設置場所も限られる。特に国土の狭い日本には厳しいところがあります。

地上3万6000km の位置に設置すれば、昼も夜も関係なく発電できるそうです。たぶん、2π[rad/yr] の角速度で回転するということでしょう。静止軌道とあるだけで、詳しくは書かれていないです。

さて、実験衛星を打ち上げて、数kW の発電を行うのは 2015年。その前に、政府が今月末策定の宇宙国家戦略に「宇宙太陽光発電の実験に5年以内に着手する」と明記するそうです。

また 2035年には、月面太陽光発電基地清水建設が設置します。月の砂 から太陽電池やコンクリートを作って、ロボットに組み立てさせるそうです。月の砂 からそんなものができるんでしょうか。というか、日本って、月面まで行ったことないよね? 不安ですが。

計画では、の赤道上に発電装置を並べるそうです。常時、最低でも原子力発電所1万3000基分の電力を地球に送信できるとのこと。もう地球の発電所要らなくなるね。

実はこの月面発電計画、1987年にできていたらしい。技術的にも裏打ちされていたんだとか。また、宇宙太陽発電そのものについては、1968年にアメリカが研究を開始したらしい。電気自動車も増えるので、ますます電気は必要になる模様。リニアモーターカーが本格始動したら、また需要も増えるしね。

今の電力会社、どうなるんだろ。なんらかの技術供与はあるよな、きっと。

ところで、月に移住するとかいう話はどうなったんだ。俺は 1986年に生まれ、今まで生きてくる中で、地球がだめになるから月に移住とか火星に移住とかで、月や火星に町ができるという話を聞いたような気がするんだが……。この記事を見ると、町ができるわけではなく、あくまで生活拠点は地球のまま、月を有効利用するだけのように思える。

どちらがいいという話ではないが、俺の聴いた話はどこへいったのかと気になった。


A Life Summary of an Gypsy