関数における引数(argument)とパラメータ(parameter)の違いについてまとめました。
関数において、引数とパラメータは異なるものです。
引数 argument
関数の呼び出しで、括弧内の式を引数といいます。 引数は関数の外部で定義されます。
式を引数といいますので、例えば Python 3.6 で、 print(1 + 1)
の引数は 1 + 1
、 print(2)
の引数は 2
になります。
引数のことを実引数ということもあります。
パラメータ parameter
関数で引数の評価値を受ける変数をパラメータといいます。 パラメータは引数の評価値を受けますから、 print(1 + 1)
でも print(2)
でも パラメータには値2
が代入されます。 パラメータは関数の内部でのみ有効です。
Python 3.6 での 関数定義 が def function(value):
と書かれていた時、 ここでのパラメータは value
です。
ちなみにパラメータは、 Python 3.6 では 255 まで設定可能です。 (参考: 各言語で定義できる関数のパラメータの最大個数)
パラメータのことを仮引数ということもあります。