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Kotlin のサーバサイドフレームワークはどのくらいバリエーションがあるのか、 どれが人気なのか、 調べてみました。
Kotlin で使える サーバサイドフレームワーク
Kotlin は JVM へのコンパイルができますから、 Java で使えるフレームワークを使うことができます。
Java で使える代表的なフレームワーク
- Spring
- 巨大プロジェクト。必要なコンポーネントを組み合わせて使う。
- Struts
- Servlet と JSP をベースにしたフレームワーク。
- Spark
- ビッグデータと組み合わせてよく使われるフレームワーク、
- Play
- Java EE よりも高い生産性を目指して作られたフレームワーク。
これに加えて、Kotlin の為に開発されたフレームワークがあります。
Kotlin のために開発されたフレームワーク
有望なフレームワーク
- Ktor
- 非同期なサーバを作るのにも使えるフレームワーク。 素早く開発できることを特に売りにしています。
あまり活発ではないフレームワーク
過去、他にもフレームワークが作られていました。
- Kara
- Kotlin の軽量フレームワーク。
- Wasabi
- NodeJS の Express ライク な ウェブアプリケーションフレームワーク。
ぶっちゃけどれが人気なの?
Spring 一強 です。
全世界を対象に Google Trend で比較してみました。
私が Kotlin と Spring を組み合わせて使い始めた 2016年頭 から、 Spring が徐々に他と差をつけ始め、 2017年5月にはダントツの一位になります。
“Spring” を “Spring Framework” に変えてみると、 他と大差ない結果となります。
Spring に次いで、 Spark が人気です。 Spark は、 ウェブサイト上に Kotlin での書き方も表示されていますから、 Kotlin を選びやすい環境なのだと思います。 Ktor, Kara はまだまだ人気薄です。 伸び代がありますね。
Spring が強いのは わかりましたが、 驚くほどのことでもありません。 もともと Spring は人気なのです。
新しいトレンドの生まれるアメリカ合衆国ではどうなのかと思って 1年間 を対象に調べて見ましたが、 やはり Spring 一強 でした。 それに加えて、カリフォルニア以外の地域は興味なさそうです。