とりあえず値を確認したい、イベントが動くことを確認したい、そんなときに使えるメッセージボックスです。
Swing だと 多くの場合 Java, Kotlin を使うのが普通だと思います。 なので println を使うこともできますが、 出力が増えると見にくいこともありますし、 GUI で表示してくれたほうが見やすいですね。 特に VBS, VB.Net, C#.Net で MsgBox, MessageBox を使ってきた人だと、 ダイアログ を使いたいと思うのではないでしょうか。
JOptionPane
メッセージボックスを出すには JOptionPane を使います。
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JOptionPane.showMessageDialog(null, "hello") |
これで画面上に “hello” と表示されます。
引数
- parentComponent
- ダイアログを表示するフレームです。 ダイアログは、フレームの中央に表示されます。 null にすることも可能です。
- message
- メッセージとして表示するものです。 多くの場合文字列ですが、 型は
Objectで、 文字列以外の値が代入された場合は適宜Stringに変換されて表示されます。 - title
- ダイアログに表示するタイトルです。
- messageType
ERROR_MESSAGE,INFORMATION_MESSAGE,WARNING_MESSAGE,QUESTION_MESSAGE,PLAIN_MESSAGEの4つの値を入れることができ、 これによってダイアログ上に表示されるアイコンが変わります。- icon
- ダイアログに表示するアイコンです。 この値がなければ、
messageTypeの値に応じてデフォルトのアイコンが表示されます。
JOptionPane のメソッドには、 他に showConfirmDialog, showInputDialog, showOptionDialog があります。

