Kotlin 1.2.0 + Spring で Web Application を作る (4 of 4)


Kotlin 1.2.0 + Spring で Web Application を作る (3 of 4) の続きです。

Gradle を Kotlin で書く

build.gradle を Kotlin で書く

build.gradle も Kotlin で書けます。 build.gradle と同じ階層に build.gradle.kts を作り、 下のように記述します。

そして、 build.gradle を削除します。 ./gradlew clean && ./gradlew bootrun を実行して正常にサーバが起動すれば成功です。

Gradle 4.0 より前のバージョンでは settings.gradle の最後に1行書き加える必要がありました。 Kotlin DSL v0.9.0 から rootProject.buildFileName の設定をしなくても、 build.gradle.kts が使えるようになり、 Gradle 4.0 から取り込まれています。

Kotlin DSL v0.13.1 から settings.gradle.kts が使えるようになりました。 Gradle 4.4 RC1 から取り込まれています。 Intellij IDEA では、 Kotlin のプラグイン 1.1.60-eap-43 からサポートされています。

settings.gradlesettings.gradle.kts へ名前変更します。 1つ注意点があります。文字列の扱いです。 settings.gradle では シングルクオートでも、ダブルクオートでも文字列を記述することができましたが、 Kotllin ではダブルクオートで文字列を表します。そこで rootProject.name の記述を変更します。

変更前 rootProject.name = 'myapp'
変更後 rootProject.name = “myapp”

ここまでのコードは GitHub: Kotlin 1.2.0 Spring Sample で公開しています。