Windows: サブディレクトリを含めてファイルを速くコピーする方法


Windows でフォルダを開き、そこに表示されるあるフォルダを別のフォルダにドラッグアンドドロップすると、ファイルの移動が行われます。 フォルダごとコピーして別の場所に貼り付ければフォルダのコピーが行われます。 しかし、ファイルコピーにかかる時間を計算するため、ファイルコピー開始までに時間がかかったり、ファイルのコピー作業が一向に終わらないことがあります。

ここでは、その遅いファイルのコピーを早く終わらせるための方法を紹介します。

方法

XCOPYコマンドを使います。

まず、 Windows Key + R を押して出てきたウインドウで cmd と入力して Enter を押します。

コマンドプロンプトが起動しますのでそこで XCOPYコマンドを使用します。 XCOPYコマンドは次のようにして使用します。 重要なオプションをリストアップしました。

XCOPY

基本は XCOPY source_dir destination という使い方です。 サブディレクトリも含めてコピーするには下のオプションを使います。

オプション

/S
空のディレクトリを除いて、サブディレクトリも含めてコピーします。
/E
空のディレクトリも含めて、サブディレクトリを含めてコピーします。
/Q
コピー中の画面表示をなしにします。 表示処理がなくなるのでそれだけ高速になります。

使用例

サブディレクトリを含めてコピーする場合
空のサブディレクトリも含めてコピーする場合
画面表示もオフにして、サブディレクトリを含めてコピーする場合

この XCOPY を使ってフォルダをコピーすると、通常のコピー・ペーストよりも高速にコピーができます。

XCOPY の詳しい説明

コマンドプロンプトで XCOPY /? を実行すると、 XCOPY の説明が下記のように表示されます。 上で紹介した以外にも、複数のオプションが用意されており、「ある日付以降に編集されたファイル」のみに絞ってコピーすることなども可能です。